レースクイーン

仕事内容について

レースクイーンはレース出走直前の車や展示会などで、よりマシンを引き立たせる「華」として活動します。

撮影では高いヒールを履いたまま何時間も立ちっぱなしになることもあり、体力的な強さも要求され、笑っていれば良いだけの職業ではありません。

人気が出れば、アイドル顔負けの熱烈なファンができることもあります。
撮影以外にもステージトークや雑誌・テレビの取材などの仕事もあります。

体型管理は最重要

当然ながら、レースクイーンはほとんどの仕事を水着で行います。
見るだけで体のラインがすぐにわかってしまうため、スタイルの管理も重要な仕事のひとつ。
前日に食べ過ぎた場合などは、下剤を使ってでもおなかを引っ込めることもあるそうです。

勤務状況について

休日や勤務時間は不定期ですが、イベントの開催されやすい、土日・祝日の仕事が多くなります。

レースクイーンになるには

レースの主催者やレーシングチームはオーディションによってレースクイーンを採用するのが一般的です。

それらのオーディションに合格すれば、レースクイーンになることができますが、オーディションでは書類審査から、第3次審査まであるのが一般的で、競争率はかなりの数字になります。

レースクイーンは車やバイクを引き立たせる人に見られる職業ですから、すぐれた容姿とスタイルの良さは絶対条件です。
生まれながらのものと努力が求められ、誰にでもなれる職業ではありません。

オーディションについて

レースクイーンのオーディション情報はサーキットや各チームの公式HPなどで公開されています。
また、オーディション情報の集まりやすいモデル事務所やタレント事務所に所属し、そこからレースクイーンとして活躍する人もいます。
条件として年齢制限、身長制限が設定されている場合もありますが、無い場合もあります。

そのあたりは採用側の希望する条件によってさまざまですが、レースクイーンとして活躍している人は高身長でスレンダーな体型をしている人がほとんどです。

契約期間は基本的には1年契約が主流ですが、単発から年単位と様々な契約があります。
年齢は10代後半から20代前半が中心で、現役の高校生がレースクイーンとして活躍している珍しいケースもあります。

【関連リンク】
◇鈴鹿サーキット　
◇ワンエイトプロモーション　
◇style corporation

収入状況について

レースクイーンの収入は一日あたり1万円～7万円程度。
有名なレースクイーンほど収入は高く、人気のないレースクイーンの場合は、実績づくりのためにほとんどノーギャラで仕事をすることもあります。

イベント開催時だけの仕事になるため毎日仕事があるわけではありません。
現実としてレースクイーンの仕事だけで生活できるほどの収入を得ることは不可能です。

そのため、ほとんどの人がタレント活動やモデル、アルバイトなど別の仕事を持っています。
ただ、レースクイーンやモデル、タレントの仕事は不定期になりやすいため、他の仕事を掛け持ちしにくい状況になることが多いようです。

副業をいかにうまくこなすかが、レースクイーンとして生活するための秘訣だといいます。

レースクイーンが人気職業である理由

収入的には十分なものが期待しにくいレースクイーンですが、そんな状況であるにもかかわらず、人気の職業でありつづけています。

もちろん、容姿端麗で選ばれた人間しかなることのできない特別な職業であることもその一因ですが、もうひとつ大きな理由があります。

それは、レースクイーンはメディアに露出する機会が多く業界関係者の目にとまりやすいため、芸能界やモデルへのステップアップには絶好といえる職業だからです。
レースクイーンとして有名になれば、おのずと芸能界やモデルへの扉が開くといっても過言ではありません。

レースクイーンからモデルや女優、歌手、タレントになった有名人は数多く、菜々緒さん、おのののかさん、中村アンさん、インリンオブジョイトイさん、ZARD（坂井泉水）さん、吉岡美穂さん、杉本彩さん、飯島直子さんなどがいます。

最終的な目標のために、レースクイーンをステップアップの場として「利用する」野心家の多い職業でもあります。