実演販売員

実演販売員の仕事について

実演販売員の仕事は商品を実際に使用しながら、長所やメリットをわかりやすく説明するなどして、商品を販売することです。
トップレベルになると、客の反応を見ながら「声のトーン」や「実演内容」を調整していくといいます。

実演販売員の第一人者「マーフィー岡田さん」クラスになると、”聞いて心地いい売り文句”を極めるために、話のプロである「落語」を深く研究しているそうです。
お客に思いを伝えるという部分では「落語」と通ずるものがあるのかも知れません。

１．会場の下準備を行う。
※販売商品が包丁であれば、野菜や果物など必要な材料を自腹で購入する。

２．実演を行う。
※行き交う人に足を止めて貰うため、わざと初めの人には売りつけないようにする。
人垣があった方が、他の人も実演販売に参加しやすい。

勤務状況

出勤は仕事の需要次第。
人の多い土日祝が仕事になることが多い。

実演販売員になるには

実演販売員になるには主に２つのルートがあります。
確実になれるのは2のルートですが、その分、販売員としてのセンスや個性が求められるようです。

1．商品を売るために実演販売を行う。

百貨店やスーパーなどの一角で、商品販売元の従業員や派遣された社員、百貨店の店員などが商品をアピールするために実演販売を行うことがあります。
アルバイトなどで募集されていることもあります。
ただ、このルートからでは実演販売員になれる確実性は薄くなります。

2．実演販売員を養成している会社に入社する。

実演販売員を養成している企業があります。
募集に応募し、採用されれば実演販売員として働く事ができます。
※採用後に研修があります。
※実演販売員　募集　で検索すると養成会社を調べる事ができます。

クライアントから会社に「商品」の販売が依頼され、依頼に応じて実演販売員が実演販売を行います。
有名になってくると、一般店だけでなく、テレビやラジオで実演販売を行う事もあります。

向いている人

実演中にお客から質問が来たりとコミュニケーションが必須の職業です。
明るく面白い、人当たりの良い人に向いています。
コミュニケーション能力の低い人が成功することは難しいでしょう。

収入について

実演販売員の収入状況は雇用形態（個人事業主・アルバイトなど）と契約（完全歩合・時給制など）によってさまざま。
完全歩合制の場合は売れれば売れるほど収入が増加し、実力次第では月収100万円以上も可能だといいます。

有名なマーフィー岡田さんの月収は100万円以上。
テレビショッピングなどで活躍している有名販売員なら年収1000万円以上は期待できるでしょう。
※テレビ番組「有吉ジャパン」より参照。