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トリマー

なるには難易度 トリマーの養成校を卒業すれば、容易になれる職業。
年齢制限 特にはない。
学歴 特に必要とはされない。
収入状況 トリマー業界は総じて収入が低い。
独立し、自身で店舗を構えるくらいでないと高収入は期待できない。
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職業データ

トリマーとは

トリマーとは主に犬のトリミングを行うペット専門の美容師です。
人間の美容師と同様に美的センスが問われる職業です。

欧米では日本で言うトリマーのことをグルーマーと言います。
なぜグルーマーと言うかと言えば、欧米では犬の手入れの事をグルーミングと言い、そこから犬の手入れをする人=グルーマーと呼ばれるようになりました。

では、なぜ日本ではトリマーというかと言えば、犬の手入れの一部分のトリミング(カット、犬の散髪)に着目されたために、トリマーと呼ばれるようになりました。

トリマーの職業体験談

トリマーの仕事内容

仕事内容について

トリマーの基本的な仕事は犬の見た目を良くするために、毛を洗ったり、カットをすることです。
見栄えを整えるだけでなく、作業を通して犬の毛並みの状態などから健康状態を感じ取ることも、トリマーの大事な仕事のひとつです。

トリミングの対象は犬が中心ですが、犬だけでなく猫やその他の動物のケアを行うこともあります。

飼い主の要望通りにかわいくトリミングを行い、感謝の言葉を受けた時には、何ものにも代え難い幸せな気持ちになるそうです。

日本や世界各国ではトリミング技術の競技会であるドッグショーが実施されています。
ドッグショーでの受賞実績はトリマーとしての評価が高まり、お客さんからの信頼度も高まります。
ドッグショーで活躍を目指すならば、常に流行のアンテナを張って世界のトレンドに注目し、勉強し続ける必要があるとか。

トリマーの勤務状況

勤務時間は勤務するところによっても様々ですが、朝からの夜の20時くらいまでが一般的。
他のサービス業と同様に週末にお客が増加する傾向にあり、休日はシフト制で平日になることがほとんどです。

大型犬を担当したり、仕事中は基本的に立って作業を行うため、体力的な強さも要求されます。
また、ワンちゃんの機嫌が悪い場合は暴れられたり、かみつかれたりすることもあります。
トリマー業界はきつい、汚い、危険、給料が安い労働環境が一般的で、離職率の高い業界として知られています。

トリマーのなり方・仕事のつき方

高校などを卒業
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トリマー養成校
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トリマー
(ペットショップや動物病院、ペットサロンなどに勤務)

トリマーになるには

トリマーになるにはトリマーの養成施設・専門学校などで勉強し、そこからペットショップや動物病院などに就職するのが一般的です。
中には、専門学校などで勉強せずにペットショップなどで見習いとしてトリマーになる人もいますが、割合としては少数派。
ペットショップなどにコネがある人、知識などに自信がある人は選択可能なコースですが、現実問題としてそのような人は少なく、専門学校に進学する人がほとんどです。

トリマーとして働くために必要な免許や資格・学歴などはありませんが、専門学校などで技術や知識を習得している人の方が需要があります。

トリマー業界は女性が9割以上で、若い女性がほとんど。
結婚や労働条件の悪さなどの理由で離職する人が多く、離職率の高い業界のため、比較的多くの求人があります。

トリマーの資格

トリマーとしての能力を認定する資格試験がいくつかの関係団体で実施されています。
依頼者も資格取得者のトリマーを希望する人が多く、知識と技術の証明となることから、多くのトリマーが資格を取得しています。

ジャパンケネルクラブ

トリマーの年収・収入・給料は?

収入について

トリマーの平均的な月収は正社員採用で13万円~20万円弱が一般的なライン。
中には月収数万円台の厳しい収入状況のところも。

年収にすると200万円前後が平均的で、世間一般の水準からするとかなり低い数字になっています。
また、収入の伸びしろも少なく、余程の人気店でない限りはこれ以上収入が増加することはあまりありません。

雇用条件もパートやアルバイトの場合が多く、収入的には恵まれているとはいいにくい労働環境にあります。
アルバイトの場合は時給にして900円前後が一般的。
※お店の条件による。

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-更新13-04-01 -チェック15-11-01