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アニメーター

なるには難易度 なれるかどうかは画力次第。
能力さえあればなることは難しくない。
年齢制限 10代、20代からこの職業に就く人がほとんど。
学歴 必要ない。
収入状況 アニメーター1本で生活することは厳しい。
ほとんどの人がワーキングプアレベルの収入状況。
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職業データ

アニメーターとは

一本のアニメを作るには、シナリオ・原画・動画・撮影などいくつかの仕事がありますが、アニメーターとはそれらの仕事に従事している人に対する総称です。
職業ガイドでは主に原画や動画を描くアニメーターについて解説しています。

アニメーターの職業体験談

アニメーターの仕事内容

仕事内容について

アニメーターは企画された設定に基づいて原画や動画を作成します。
原画を描く人は原画マン、動画を描く人は動画マンと呼ばれています。
原画マンが原画を作成し、動画マンが原画と原画の間に動きのある絵を描きます。
それらをつなぎ合わせる事によって、テレビで見るようなアニメーションが完成します。

基本的に新人は動画を描くことからはじまり、能力が上がっていくにつれて、原画マン、作画監督へとステップアップしていきます。

日本産アニメが減少傾向に

他の産業と同様にアニメ業界でも人件費の高い日本より安く仕上げることができる海外への業務委託が進んでいます。
海外にアニメーターの仕事が流出してしまった結果、日本国内での仕事が減少してきています。
日本でアニメに携わる機会が減少したために、日本の新人アニメーターの育成に支障が出る事態となっている現状があり、深刻な問題になっています。
中には原画から撮影まですべてを海外の子会社に委託しているケースもあります。

アニメーターの勤務状況

勤務時間は長く徹夜になることも。
休日は週に1日程度で製作の状況次第では休みが無くなる事も珍しくありません。

アニメーターの経済状況・労働環境はとにかく厳しく、描くことが好き、アニメが好き、実家暮らし、仕送りありなど仕事に集中できる条件が揃っていないと続けにくい職業といえます。

日本で制作されるアニメのほとんどは東京で作られています。
東京以外では大都市が中心で、地方ではあまり活躍の場はありません。

そんな東京一極集中の状況や薄給が当然の過酷な労働環境を改善すべく、神戸市、アニメ制作会社、大学が協力して、クリエイティブな人材の育成や、発展性のある新産業の創造や雇用の増加、ひいては、その地域の活性化に繋げることを目的としたアニタス神戸というアニメ制作スタジオを立ち上げるなど、業界改善のための新たな試みも行われています。

アニメーターのなり方・仕事のつき方

高校を卒業後すぐに制作会社に就職
or
アニメの専門学校卒業
or
大学を卒業
or
その他

アニメ制作会社にお世話になる

アニメーター

アニメーターになるには

アニメ制作会社と契約できれば、アニメーターとして働くことができます。
制作会社に雇用・契約をしてもらうには、絵を描く力を高めればOK。
採用・不採用は学歴・職歴関係なく画力次第で決められます。

画力があれば、特別な勉強をしていなくても、高校卒業と同時にアニメーターとして活躍する事も可能です。
アニメの専門学校に進むにしても、美術系大学などに進学するにしてもとにかく画力を磨きたい。

年齢制限がない場合もありますが、採用には20代前半が好まれます。
アニメ・漫画・ゲーム業界の専門求人サイト

アニメ制作会社一覧
サンライズ
東洋アニメーション 
ぴえろ 
京都アニメーション 
スタジオジブリ

アニメーターの現状

「アニメ制作会社にお世話になる」と記載されているのは、アニメーターの多くは制作会社との直接雇用契約ではなく「業務請負」つまりフリーランスとしての契約になるためです。
制作会社では正社員としてアニメーターを雇用することは少ないのです。

低賃金かつ、長時間労働はあたりまえの業界。
そんな悲惨な状況の中でも、アニメーターになりたいという人は多く、アニメーター志望の若者は後を絶ちません。
アニメーターは収入や雇用状況がどんなに悪くても希望者が殺到するほどの、憧れの職業なのです。

アニメーターの年収・収入・給料は?

収入について

アニメーターの給料は一枚あたり出来高制で支払われます。
仮に月間500枚を描いて、単価200円ならば月給は10万円。

20代のアニメーターの年収は100万円強、30代で200万円強。
この給料では当然やっていけないため、制作会社側も雇用するアニメーターが実家通いか?親からの仕送りがあるのか?などの経済的条件をクリアできる人のみを雇用する場合もあるそうです。
(アニメーターはほとんどフリーランスであるため、正確には雇用はしていません。)

アルバイトをしながら活動する人も珍しくなく、アニメーターの経済状況はとにかく厳しい。

アニメーターとして駆け出しの頃はかなり厳しい状況ですが、そこから出世していけば、それなりの収入が期待できます。
動画 年収100万円~
原画 年収500万円程度
作画監督 年収800万円程度
監督 年収1500万~2000万程度

制作会社は小規模企業が中心

制作会社のほとんどが資本金1000万円以下の小規模企業です。
アニメーターの低賃金の背景には、低い制作費でも仕事を受けざるをえないアニメ業界の構造的な問題があります。

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-更新13-12-01 -チェック18-12-01