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行政書士

なるには難易度 年に1回実施される、行政書士国家試験を受験し合格する必要がある。
合格率は例年10%未満とそれなりに難易度は高い。
年齢制限 制限なし。
学歴 受験資格に特に制限は無いので学歴は必要ない。
ただし、行政書士国家試験は法律の試験であるので、大学に進学して法律系の知識をつけておいた方が何かと都合がよい。
収入状況 行政書士の収入水準は低い。
行政書士事務所を構えても、よほどの営業力がないと高収入は期待できないのが現状。
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職業データ

行政書士とは

行政書士は行政機関をはじめ様々な公的機関、民間機関などに提出する書類の作成、代理業務を主な業とする法律の専門家。
全国に存在する行政書士の数は40000人弱で、そのうち女性の数は1割程度。

最近の受験者には女性も増加し、合格者の2割程度を占めるようになりました。
全国の行政書士事務所の数は、コンビニエンスストアの数と同程度でかなり多く競争が激しい業界です。

行政書士の職業体験談

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皆さんの投稿をお待ちしております。

行政書士の仕事内容

仕事内容について

様々な権利関係の書類や官公庁に提出する書類の作成、提出、手続きの代行が主な仕事です。
そのため、通称「代書屋」と呼ばれています。

手続き・作成をする書類の種類は様々で広範囲にわたります。
その書類の種類は数千~1万種類以上とも言われ、幅広い知識、能力が求められる職業です。

例を挙げると
建築関係の許可証、内容証明、示談書、免許関係の書類など。

勤務時間について

勤務時間は一般企業と変わらない事が多く、週休2日制を導入している事務所が多い。

行政書士のなり方・仕事のつき方

行政書士試験受験

合格

行政書士

行政書士になるには

行政書士になるには、国家試験である行政書士試験に合格する必要があります。
行政書士試験の難易度は高く、合格率は例年10%以下。
多くの人が合格に向けて、資格試験のスクールを利用しています。
早い人でも、学習期間半年程度は必要で、普通の人なら年単位での対策が必要な試験。

行政書士試験の受験資格:制限なし
試験日:11月第2日曜日

【問い合わせ先】 行政書士試験研究センター

【行政書士試験の合格率】
  受験者 合格者 合格率
平成23年度 66297(17009)人 5337(1207)人 8.05%
平成22年度 70586(18330)人 4662(967)人 6.60%
平成21年度 67348(17525)人 6095(1419)人 9.05%

進学先について

行政書士になりやすい進学先には試験に出題される法学を学ぶことのできる大学の法学部があげられます。
ただ、他学部出身の方や、高卒、専門学校卒の合格者も多数存在しており、特別に有力な進学先というのはありません。
どの進学先からでも努力次第で資格取得はできるでしょう。

就職について

合格後の就職ですが、行政書士事務所への就職は需要が少なく簡単ではありません。
行政書士としての就職には積極的な行動が必要になるでしょう。
そのため、試験に合格し、行政書士資格を取得した後も行政書士として活動することなく、一般企業に勤務している資格取得者も珍しくありません。

行政書士の年収・収入・給料は?

収入状況について

行政書士の収入状況は6割~7割の行政書士が年収300万円以下と厳しい状況。
年収1000万円以上の高収入行政書士も存在していますが、その割合は1割にも満たず、高収入を期待できる職業ではないようです。

高収入には顧客の獲得が全て

行政書士の収入源は書類の作成費用が中心で1書類につき「いくら」の計算になるため、数をこなす必要があります。
書類を頻繁に作成する会社や個人のお得意様をどのくらい持っているかで収入が決まり、行政書士として高収入を得るためにはなによりも営業力が必要になります。

とにかく顧客を獲得することが高収入への近道。
その他では、仕事の幅が広がるダブルライセンス取得者も高収入の傾向にあるようです。
行政書士の資格だけでなく他の資格を併せもてるような努力が必要です。

※ダブルライセンスとは行政書士と土地家屋調査士など2つの資格を取得している人のことを言います。 行政書士資格取得者には土地家屋調査士、宅建、社労士などのダブルライセンス取得者が多い。

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