なるには難易度 | 難易度の高い不動産鑑定士試験に合格する必要があり、相当な努力が必要。 数年間は試験勉強が求められる。 |
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年齢制限 | 制限はない。 最高齢では80歳の合格者も存在している。 |
学歴 | 学歴は必要とされないが、難易度の高い国家試験合格のための相当な学力が必要。 |
収入状況 | 不動産鑑定士の平均年収は約630万円。 |
不動産鑑定士とは
不動産鑑定士は、不動産に関するさまざまなデータを駆使して、不動産価値を評価する専門家です。
不動産鑑定士試験は司法試験と並び称されるほどの難関資格試験ですが、受験者数は3000人程度と一般的にあまりメジャーな職業ではありません。
建築・建設系職業全体の傾向ですが、不動産鑑定士の女性の割合は少なく1割程度。
不動産鑑定士試験の合格者は2割程度が女性です。
仕事内容について
不動産鑑定士の仕事内容は大きく分けて「不動産鑑定業務」と「コンサルティング業務」の2つがあります。
不動産鑑定業務とは、土地の売買などでその土地の評価が必要になった時に、依頼人の要請に応じ様々なデータを使用して、その価値を鑑定評価することです。
コンサルティング業務とは、不動産の専門知識を活用して、企業や個人、各種団体に対してアドバイスを行うことです。
不動産鑑定士としてどんな仕事をするにしても、不動産に関する高度な専門知識を生かしての業務が中心になります。
不動産鑑定士の仕事の需要は土地や建物の売買が盛んな大都市圏に多い。
当然ながら、大都市圏に不動産鑑定士が集中する傾向にあります。
不動産鑑定士国家試験を受験
短答式試験
論文式試験
合格
実務修習
(1年・2年・3年)
※修了考査に合格
登録
不動産鑑定士
不動産鑑定士になるには
不動産鑑定士には、不動産鑑定士国家試験を受験・合格すればなることができます。
不動産鑑定士は日本トップクラスの難関試験であり、合格者の平均学習期間は約3年。
不動産鑑定士試験に受験資格の制限は設けられていないため、誰でも受験する事ができます。
試験には1次試験と2次試験があり、1次試験は短答式試験、2次試験は論文式試験が行われます。
合格後は定められた期間(1年・2年・3年の3つのコースがある)の実務修習を修了・修了考査に合格すれば、不動産鑑定士として登録・活躍することができます。
不動産鑑定士になるには、最短でも試験の学習期間と実務修習の期間を合わせた数年が必要になります。
就職先について
不動産鑑定士の就職先には不動産鑑定士事務所や一般企業の鑑定業務、コンサルティング会社などがあります。
他の士資格と比べると有資格者の数が少ないため独立がしやすく、経験を積んだ後に独立開業する人も多い職業です。
収入について
平成24年 項目 | 男 | 女 | 合計 |
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平均年齢 | 37.1歳 | 33.2歳 | 36.1歳 |
勤続年数 | 7.8年 | 6.2年 | 7.4年 |
労働時間 | 149時間 | 147時間 | 149時間 |
超過実労働時間 | 0時間 | 0時間 | 0時間 |
平均月収 | 48.9万円 | 28.3万円 | 43.7万円 |
平均賞与(ボーナス) | 122.1万円 | 56万円 | 105.2万円 |
平均年収 | 708.9万円 | 395.6万円 | 629.6万円 |
不動産鑑定士の平均年収は約629万円。
※平成24年賃金構造基本統計調査
企業に勤めた場合は会社次第ですが、収入状況は比較的良好な職業。
独立した場合は営業力次第。
-更新13-02-01 -チェック18-02-01