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なるには難易度 | 海事代理士国家試験を受験し、合格すれば海事代理士の資格が取得できる。 試験の合格率は30%程度でそれほど難しくはない。 |
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年齢制限 | 制限なし。 |
学歴 | 制限なし。 |
収入状況 | 仕事の絶対数が少ないため、それほど多くを期待できる職業ではない。 |
海事代理士とは
海事代理士は、クライアントの依頼に応じて海事に関する行政機関に提出するための届け出や登記などの書類を作成する人の事、資格取得者、またそれを職業として生活している人の事をいいます。
※海事代理士として仕事をするには国家資格が必要。
例年、海事代理士資格の取得者は100名~200名程度。
別名「海の行政書士」ともいわれています。
仕事内容について
海事代理士の仕事はクライアントからの依頼に応じて、行政機関に提出する書類の作成、申請を行います。
仕事内容はクライアントからの依頼に応じて書類を作成する面からも「行政書士」や「司法書士」と似ている部分が多い。
◇船舶に関する手続
船舶の建造、売買に関する登記・登録など。
◇船員や海技資格に関する手続
海技士や小型船舶操縦者などの海技資格の取得や更新など。
◇海上交通に関わる各種事業に関する手続
旅客船事業など海運事業の登録の取得など。
◇その他
勤務状況について
勤務時間は勤務先次第。
海事代理士試験受験
(誰でも受験可)
合格
海事代理士
海事代理士になるには
海事代理士には海事代理士国家試験に合格すればなることができます。
受験資格に制限はなく誰でも受験が可能です。
海事代理士試験の合格率は例年約40%とそれほど難易度の高い試験ではありません。
海事代理士試験対策を扱っている資格スクールはほとんど無く、多くの合格者が独学で試験対策をしています。
海事代理士資格取得者は、行政書士や他の法律系資格を併せ持っている人も多い。
多くの関連資格を取得することで仕事の幅が広がり、安定した仕事の獲得につながるそうです。
なりやすい進学先
資格の取得に学歴の制限はないため、海事代理士になりやすい進学先は特にはありません。
また、試験の難易度もそれほど高くはないため、大学の法律学部に進学するほどでも無いでしょう。
海事代理士は資格の取得よりも、その後の十分な顧客を確保できる営業力、地盤がなによりも重要になるそうです。
【関連リンク】 国土交通省 海事代理士試験
収入について
行政書士などが行う「陸」での需要に比べると、海事代理士が行う「海」での需要はそれほど多くはありません。
そのため、市場規模は小さく、それほど大きな収入を得られる職業ではないようです。
ただ、活動地域で十分な地盤を築いている海事代理士なら、年収600万円~1000万円程度の高収入も期待できるようです。
どの職業にも共通することですが、安定した収入、高収入を得るためには、何よりも人脈と営業力が重要になります。
-更新12-12-01 -チェック15-07-01