なるには難易度 | 書道家としての作品だけで生計を立てることはかなり難しい。 相当な能力が必要になる。 |
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年齢制限 | 年齢制限はない。 高齢になるほど書道家としての評価は高まっていく。 |
学歴 | 必要ない。 |
収入状況 | 書道家の能力次第。 ほとんどの書道家は書道教室を開き収入を得ている。 |
書道家とは
書道家とは毛筆と墨を用いて芸術作品としての文字を書く職業です。
40代50代でも若手といわれるほど「書」の道は奥が深いといいます。
仕事内容
書道家は「書」を通じて芸術性や感性を表現しますが、その活かし方はいくつもあります。
1.作品を販売する
魂を込めて書き上げた作品を販売して生計を立てます。
ただ、作品一つで生活できる人はほんの一握りです。
最近では、作品を生み出す課程をライブパフォーマンスとして公開し、作品を販売するケースもあります。
2.書道教室を開く
字をうまく書きたい人や後進の育成のために教室を開き、指導を行います。
3.ビジネス書道家になる
看板のロゴや毛筆風のフォント作成など、「和」の雰囲気を演出したい用途でその能力を活用します。
インターネット上で作品を公開する事によってアピールを行い、仕事を募集・獲得している書道家も最近は増加しています。
書道の流派に所属して腕を磨く
書道家
書道家になるには
書道家になるには、書道家に弟子入りしたり、書道教室に通い「書」の腕を磨く事から始めることが一般的です。
書道界は縦社会でだいたいの書道家は何らかの「流派」に所属しています。
師匠や書道教室の流派を踏襲する事がほとんどで、自身の作品はその流派の基礎をもとに製作する事が通常です。
努力を重ねて腕を磨き相当に能力を高めた後にいくつかの選択肢を選ぶ事ができます。
・書道家になる
芸術性を追求した作品で生活ができるような書道家を目指すのであれば、個展の開催や展覧会に出品するなどして名声を高める必要があります。
・書道教室の先生になる
教室を借りて生徒を集め書道教室の運営を行います。
・ビジネス書道家になる
看板制作やデザイン系企業と書道家として契約をしたり、直接企業に入社します。
・学校の書道の先生・講師になる
書道の先生になるには教員免許を取得する必要があります。
収入状況
書道家としての作品価格は実力次第。
画家のように数千万円から数億の値がつくものはなく、数万円から数十万円程度が一般的。
よほど有名な書家にならない限り、作品だけで生活する事は難しいでしょう。
そのため、書道教室を運営する書道家が多いようです。
書道教室からの収入は月謝x生徒数。
月謝も数千円程度が通常で、生徒が50人いたとしても月収で20万円~30万円程度。
-更新13-03-01 -チェック18-04-01