なるには難易度 | 基本的には大学に進学する必要があり、それなりの努力が求められる。 |
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年齢制限 | 40歳~50歳までの制限がある。 ※各都道府県により異なる。 |
学歴 | 大卒者がほとんど。 |
収入状況 | 平均年収は700万円前後。 |
中学校教師とは
中学校教師とは義務教育の最後の過程である中学校で学習指導や生活指導などを行う職業。
日本全国に中学校は11000校以上あり、中学校教師の男女比は男6対女4。
仕事内容について
小学校では1人の担任が全てのほとんど全ての教科を教えますが、中学校では各教科ごとの専門の教員が授業を行います。
小学校との違い
中学校は義務教育であり基本的に退学処分などは無いため、どんな問題児でも心を向き合って対応しなければなりません。
体力的・精神的に「こども」の生徒が対象の小学校とは異なり、中学校ではより「大人」に近い生徒を相手にすることになります。
「大人」への成長の過程で生徒は精神的に不安定になりやすく、思春期特有の問題にも大きく注意を払う必要があります。
やりがいのある職業ですが、思春期の生徒への対応は簡単ではなく精神的な強さが求められます。
勤務状況について
勤務時間は朝から夜まで。
授業以外の時間も、授業の下準備や学校行事・PTA活動などの準備で忙しい日々を過ごします。
クラブの顧問になった場合は、休みの日まで仕事をすることになります。
ちなみに、休日の場合のクラブ活動などの特殊勤務手当は1000円ちょっと。
公立中学校の場合、その採用地域内での異動があります。
大学・短大などで教員免許を取得する
(国公立) 公務員としての採用試験を受験、合格
(私立) 学校が実施する独自の採用試験を受験、合格
中学校教師
中学校教師になるには
まず、大学や短期大学などで教員免許を取得し、国公立中学校ならば地方自治体の採用試験を、私立ならば各学校が実施する採用試験を受験し、合格すれば中学校の先生になることができます。
大学は教職課程があればどこでも良く、教育大学・教育学部である必要はありません。
教職課程がない大学は不可。通信制の大学でも教員免許の取得は可能です。
教員免許には
・専修免許状(大学院以上)
・1種免許状(大学以上)
・2種免許状(短期大学以上)
があります。
中学校教師になるためには、どの種類の免許でも問題ありませんが、学歴(学士や準学士など)によって収入には差がつけられています。
採用について
採用試験は一次試験が学力試験、二次試験が人物試験の自治体が多い。
採用倍率は年度や地域などによってばらつきがありますが、最近の傾向として募集は増加傾向にあります。(団塊の世代の退職や少人数制学級の影響など)
文部科学省公立学校教員採用試験の実施状況
私立中学校は、各学校が独自に開催する採用試験を受験し合格する必要があります。
収入について
年 | 年齢 | 平均給与 | 諸手当 | 月額給与 | 賞与 | 年収 |
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平成26年 | 43.4歳 | 36万7201円 | 5万3239円 | 42万440円 | 166万738円 | 670万6018円 |
平成25年 | 43.6歳 | 36万7031円 | 5万2724円 | 41万9755円 | 149万4328円 | 653万1388円 |
平成24年 | 43.8歳 | 36万8725円 | 5万3172円 | 42万1897円 | 150万1953円 | 656万4717円 |
平成23年 | 43.8歳 | 37万1303円 | 5万3609円 | 42万4912円 | 167万8402円 | 677万7346円 |
平成22年 | 43.9歳 | 37万2202円 | 5万6346円 | 42万8548円 | 169万2765円 | 683万5341円 |
平成21年 | 43.9歳 | 37万5768円 | 5万9613円 | 43万5381円 | 180万6831円 | 703万1403円 |
平成20年 | 43.8歳 | 38万2959円 | 6万2029円 | 44万4988円 | 200万2446円 | 734万2302円 |
平成19年 | 43.8歳 | 38万8212円 | 6万1726円 | 44万9938円 | 202万4721円 | 742万3977円 |
国公立の場合は公務員の規定によって決定され、平均年収は700万円前後。
私立中学校に関しては学校の規定次第ですが、公立と同程度の水準で給与が支払われていることが多いようです。
-更新14-09-01 -チェック19-09-01