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なるには難易度 | 容姿端麗でなければならず、持って生まれた才能が求められる。 簡単にはなる事ができない。 |
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年齢制限 | 10代~20代前半。 |
学歴 | 必要とされない。 |
収入状況 | 一般的に売れるまではアイドルの年収は低く設定されていることが多い。 売れないと給与は上がらないと言われている。 |
アイドルとは
アイドルの語源は、英語のidolであると言われています。
その意味は、「働いていない, 仕事のない, 何もしていない, 暇な, あいている」ですが、超多忙であることが多い「アイドル」達にはふさわしくない語源といえます。
アイドルの定義
アイドルの定義は非常にあやふやであり不明瞭。
何をもってアイドルとするかは、人によって様々ですが、基本的にはテレビに出演して歌を歌っているかわいらしい10代~20代の女の子や男の子に対しての名称が一般的。
とはいえ、30歳を超えている演歌歌手の氷川きよしさんもアイドルであると考えられ、その定義は簡単ではありません。
古くは山口百恵からピンクレディ→松田聖子→小泉今日子、中森明菜→おニャン子クラブ→モーニング娘など。
2013年現在では、AKB48がその代表格です。
一般的に、男性では「ジャニーズ事務所」所属のタレントはアイドルとして考えられています。
女性アイドルを多く送り出している代表的な事務所に「ホリプロ」などがありますが、男性アイドルを輩出する事務所が、ほとんどジャニーズ事務所である男性アイドルに比べて、女性アイドルの出身事務所は数多く存在しています。
アイドルの仕事
アイドルはライブの開催やバラエティ番組の出演、イベントでの営業など幅広く活動しています。
また、最近ではサイン会や握手会など、ファンとの触れあいのあるイベントも幅広く実施されています。
アイドルとして人気を得るには・・
アイドルとして活躍している人は、歌が上手であったり、容姿端麗であったり、秀でた「何か」を持っています。
ただ、一般の人から比べると群を抜いて容姿端麗だとしても、圧倒的な個性が集まる芸能界ではそうは簡単に目立つことはできません。
そんな中、最近の傾向としてもっとも重要なのが「キャラクター」の確立であると考えられています。
ライバルとの差をつけるには、見ている人に強い印象を与える必要がありますが、
キャラクターが確立されていれば見ている人に興味を持ってもらいやすく大きく有利になります。
「おもしろい!」と思ってもらえば飛躍的に仕事・ファンが増加するそうです。
2011年には、アイドルとして活躍していた小倉優子さんも「コリン星」のキャラクターを演じていたとカミングアウトしました。
このような行為に賛否両論ありますが、あまたのライバルの中から抜け出すにはそれくらいの努力は当然に必要なのかもしれません。
売れない時代には地方への営業活動も
アイドルに避けられない地方への営業活動ですが、売れない時代はテレビなどに出演できないため、小さなイベントを数多くこなすことで名前を売っていきます。
お客は良い人ばかりがいるわけではなく、「お前、うるせーよ。帰れ!」などと罵声を浴びせられ辛い思いをすることも・・。
現在では一流女優として活躍している小泉今日子さんでも、アイドル時代に観客に罵声を浴びせられ、「来たくて、きてんじゃねーよ!」と言い合いになったこともあるそうです。
スカウトorオーディション
合格・採用
アイドル
アイドルになるには
アイドルへのなり方には大きく分けて「スカウト」と「オーディション」の2つのルートがあります。
スカウト
まず、【スカウト】ですが、だいたいは街を歩いているときにスカウトのお兄さん、お姉さんに声をかけられることが多いようです。
スカウトの数は芸能事務所の集中している東京が一番多い。
他の都市でも人がたくさん集まる繁華街などにスカウトが存在しているようです。
スカウトを希望するなら、東京の都市部を歩いていると良いかもしれません。
もちろん、容姿端麗で抜群の魅力を持っていることが前提になります。
その他のスカウトとして、聞き込みによるスカウトもあります。
事務所の関係者が、自分の知り合いやその知り合いにといった感じで、アイドルの原石がいないか聞きまわり探すそうです。
中には、小学校や中学校の卒業アルバムをレンタルし、アイドルやタレントの原石を探している芸能事務所もあるそうです。
オーディション
【オーディション】に応募するパターンですが、これは簡単なもので、オーディションに応募し合格すればOK。
代表的なオーディション
女性:ホリプロスカウトキャラバンなど
男性:JUNONスーパーボーイコンテスト、ジャニーズ事務所など
芸能界入りした後は
スカウト組、オーディション組で出世に差はなく、アイドル、タレントになってからが勝負となります。
アイドルになれたとしても、そこからが本当の勝負で、しっかりとした地位を築けるかどうかは、その人の努力と「運」次第です。
アイドルにはなったものの鳴かず飛ばずのまま、芸能界を去ってゆく人が圧倒的に多いのが現状。
「なる」事も大変ですが、その後もまた大変な職業なのです。
アイドルは歩合制でなく、給料制をとっているところが多く、下積み時代は月給数万円レベルも珍しくありません。
芸能関係の職に就く以上避けられない事ですが、売れなければ・・の収入状況です。
人気が出れば、トップクラスで億単位、ある程度テレビに出演し知名度が多少あるくらいでも結構な高収入が得られ、夢のある職業といえるでしょう。
事務所の取り分(マージン)によっても収入は変わってくるため一概には言えませんが、売れてしまえば、CM一本あたり、数千万円は珍しくなく、年間に何本も契約できるような有名アイドルなら相当な高収入が期待できます。
-更新13-11-01 -チェック18-11-01