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なるには難易度 | ミュージシャンとしてメジャーデビューする事はかなり難しい。 音楽的才能と容姿・努力が必要。 |
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年齢制限 | 明確な制限はないが、10代・20代がメイン。 |
学歴 | 全く必要ない。 |
収入状況 | 下は0円から上は数十億円レベル。 人気次第で差が激しい。 |
歌手・ミュージシャンとは
歌手・ミュージシャンとは人前で歌を歌ったり、演奏をしたり、作詞や作曲、編曲などをする人のことをいいます。
また、それらの行為を生業としている人の事。
音楽のジャンルには、ポップス的な音楽から、JAZZ、オペラなど様々なジャンルがあります。
仕事内容について
ミュージシャンの基本的な仕事は、ステージで歌を歌うこと。
その他にも作曲をしたり、作詞をしたりする事もあります。
ステージがない時にはボイストレーニングをしたり、楽器の演者であれば楽器の練習をしたりとミュージシャンとしての基礎を磨きます。
勤務状況について
勤務時間は不規則になりがちですが、基本的にステージはお客さんが来やすい、夜や休日に行われることが多くなります。
人気のあるミュージシャンであればテレビ出演やツアーなど、ステージが無い日も忙しい日々を過ごします。
負の部分も
ミュージシャンはレコード会社との契約がなくなると、必然的にCDを発売することができなくなります。
また、人気が無くなった(売れなくなった)と判断されれば容赦なくレコード会社から契約が打ち切られます。
音楽業界のはやり廃りのサイクルはめまぐるしく、長期的に活躍できる人はほんの一握りの厳しい世界。
年間数百人がデビューしますが、ほとんどの新人が表舞台に出ることなく引退していく現状にあります。
オーディションを受ける
合格
歌手デビュー
とにかく音楽活動をする
(ライブ活動、ストリートライブ、インターネットで音源を公開するなど)
人気が出る
音楽関係者の目にとまる
デビュー
歌手・ミュージシャンになるには
歌手・ミュージシャンになるには特別な資格などは必要ありませんが、容姿や才能・努力が必要になります。
特に容姿とキャラクターは重要な要素で、端正な容姿ありきのレコード会社も多いといいます。
歌手・ミュージシャンはみんなに憧れられる職業です。
その為、容姿が重要な要素になるのは当然のことかもしれません。
「高齢者」でもデビューは可能ですが、10代、20代の年齢が若いほど需要が高い傾向にあります。
歌手・ミュージシャンになるにはたくさんのパターンがある
レコード会社などが開催する新人発掘オーディションなどに応募し、合格すればデビューへの道が開けていきます。
多くのミュージシャンが何らかの形でオーディションを経験していて、仮にオーディションで合格に至らなかったとしても、見込みがあれば関係者とのコネクションが発生して、そこからデビューに至ることもあります。
その他では、音源をレコード会社に自ら持ち込み、そこからデビューへの道をつかみ取るパターンもあります。
ミュージシャンの基本はライブ
良い歌を歌うこと、演奏できることだけが重要なのではなく、ライブパフォーマンスもアーティストとして重要な要素。
ライブが良ければファンは増加し、話題になれば音楽関係者と知り合いになる機会も増加していきます。
その分、デビューへの道が近づくというわけです。
最近はライブ活動の他に、ストリートライブやインターネットから音源を公開し活動するミュージシャンが増加傾向にあります。
「ゆず」、「yui」、「コブクロ」などストリートライブ出身者は、現在のミュージックシーンの一大勢力となりつつあります。
進学先について
ミュージシャンになりやすい進学先は特にありません。
学歴も必要ないため、どのような進学先からでもミュージシャンになることは可能です。
収入について
歌手・ミュージシャンとして第一線で活躍している浜崎あゆみさんや宇多田ヒカルさんの収入は年間数億円規模のものとなります。
作詞作曲をしている場合で一般的な印税は10%。
つまり、1000円のシングルCDが100万枚売れれば、それだけで1億円の収入になります。
その他にも著作権関係の印税、例えば着メロ、着うた、カラオケなどの副産物的な印税が生まれることもあります。
中にはビックヒット一曲で一生分の収入を稼ぎ出せることも。
給料制と歩合制
収入状況は歩合制を選ぶか、給料制を選ぶかによっても収入は大きく異なります。
※ミュージシャンの給与体系はレコード会社や事務所との契約によって様々なものがある為、一概にいえるものでもありません。
歩合制の場合、曲が売れれば、人気が出れば収入もそれだけ増加しますが、曲が売れず、人気が無くなれば収入も減少します。
給料制の場合は、契約されたある一定の収入が支給され、収入がまったく無くなることはありません。
新人の場合で10万円~20万円程度。
ただ、仮にビックヒットが出たとしても、その分が収入に丸々反映されることはありません。
取り巻く環境は厳しい
”とにかくCDが売れない”
音楽不況がいわれている中、ミュージシャンの年収は300万円以下があたりまえだといわれています。
ミュージシャンの華やかなイメージからは想像しにくいのですが、ほとんどのミュージシャンの収入は余裕のあるものではないのが実情です。
虎舞竜の高橋ジョージさんの場合
ミュージシャンの虎舞竜のボーカル高橋ジョージさんは、200万枚以上が売れたあの名曲「ロード」一曲で22億円の収入があったとか。
(曲の暗さからメジャー音楽出版社に相手にされず、ロードはインディーズからの発売だったため、全ての権利が高橋さんにあり、22億円というとんでもない収入が得られたそうです。)
ただ、年間数億円を稼ぎ出せるようなミュージシャンはほんの一握りなのが現状。
ジャンルにも左右される
Jポップ系なら需要も多く、100万枚クラスのビックヒットが期待できますが、ジャズなどのマイナーなジャンルの場合は売り上げも”マイナー”で、大きな収入は期待しにくいようです。
-更新14-09-00 -チェック19-09-01