福祉住環境コーディネーターとは高齢者や障害者の住みやすい住環境を提案するアドバイザーのことをいいます。
福祉住環境コーディネーターとは資格の名前であり、職業名というわけではありません。
福祉住環境コーディネーターは住環境の点から福祉をささえます。
具体的には、段差のない廊下や手すりの設置、入りやすい浴室のや車いすを家の中で利用しやすくしたりと、高齢者や障害者にとって快適に生活できる居住空間を提案します。
住宅に関する知識、福祉用具や施設に関する知識、高齢者や障害者の運動レベルなど幅広い知識が必要となります。
主な勤務先に住宅メーカー、建築事務所、福祉関連施設、病院、介護用具関連企業などがあります。
福祉住環境コーディネーター検定試験を受験
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合格
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福祉住環境コーディネーター
福祉住環境コーディネーターには、福祉住環境コーディネーター検定試験を受験し、合格すれば、なることができます。
受験資格に制限はなく、誰でも受験可能(1級は2級合格者のみ)。
試験には1級、2級、3級があります。
合格率は2級で20%〜30%前後、3級40%〜50%程度と難易度はさほど高くはありません。
しかし、1級は5%程度とかなりの難易度。
資格を取得すれば、即、活躍できるわけではなく、関連職業(建築士などの建築関係、ホームヘルパーや介護福祉士などの福祉系職業)に就いている状態でその能力を発揮する事が一般的です。
関連職業に就いていなければ、その能力生かすことは難しいでしょう。
実際、関連職業に就いてから取得する人が多いようです。
・受験者にはホームヘルパーや介護福祉士、建築士が多い。
・年間、数万人が受験する人気の資格。
試験日:1級:11月
2級・3級:7月・11月
受験料:1級10500円 2級6300円 3級4200円
【関連リンク】 東京商工会議所
福祉住環境コーディネーターは企業内で活躍している人が多く、収入は雇用されている会社によって様々。
資格取得者には建築士や福祉系職業の人が多く、それらの職業と同程度の収入となります。