なるには難易度 | 産業カウンセラーの資格を取得することは難しくない。 ただ、募集の絶対数が少ないため、就職先の確保に苦労しそう。 |
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年齢制限 | 特に制限はない。 |
学歴 | 産業カウンセラー試験の受験資格には以下の2つのいずれかが必要。 ◇日本産業カウンセラー協会が実施する養成講座の修了。 ◇大学での指定科目(心理学・人間関係学など)の取得。 日本産業カウンセラー協会が実施する養成講座の修了で受験資格が得られるので、必ずしも必要な学歴要件はない。 ただ、産業カウンセラー試験の受験資格のひとつに4年制大学・大学院での心理学・人間科学に関する科目の取得があるため、大学へ進学する選択肢も考えておきたい。 カウンセラーとしての実際の現場で活きる学問であり、修得の効果は大きい。 |
収入状況 | 雇用形態は非正規、時給制や期間限定での採用が多く、産業カウンセラーとして総収入はまちまち。 |
産業カウンセラーは心理学的な手法を用いてカウンセリングを行い、労働者の心の負担を軽くする心理相談のプロフェッショナルです。
主に一般企業やハローワークなどに勤務し、相談者の心のケアを行います。
仕事内容について
近年、成果主義や効率主義の影響によって、精神的に追い詰められ、余裕を持って仕事をしにくい環境になってきているといわれています。
また、景気の悪化からリストラや雇用止めなどがどのような規模の企業でも行われ、恒常的にかかるストレスも少なくありません。
そのような現状から心の病にかかるビジネスマンも多く、問題をうまく解決できないまま問題を抱え込んでしまい、酷い場合では「うつ病」などの精神疾患になる人もいます。
産業カウンセラーはそのような仕事に対する問題や職場での人間関係など、仕事や職場でのさまざまな問題に対しての相談に応じ、心理学的な手法を用いて心の負担が軽くなるようにカウンセリングを行います。
就職先には、医療福祉分野、企業内の人事・労務部門、ハローワークや人材関連会社などがあります。
産業カウンセラーになるには
産業カウンセラー試験を受験し、合格すれば産業カウンセラーになることができます。
※産業カウンセラー資格を取得しないと産業カウンセラーは名乗れませんが、資格がなくても企業内でカウンセリングを行うことはできます。
試験は学科試験と実技試験がありますが、難易度はそれほど高くはなく、合格率は例年60%程度です。
産業カウンセラー試験の受験資格には以下の2つのいずれかが必要。
◇日本産業カウンセラー協会が実施する養成講座の修了。
◇大学での指定科目(心理学・人間関係学など)の取得。
進学先について
産業カウンセラーになりやすい進学先としては、受験資格のひとつである指定科目(心理学・人間関係学など)が学べる大学があります。
就職について
産業カウンセラー資格を取得すれば、すぐに一般企業で活躍できるわけではありません。
産業カウンセラーの需要は少なく、多くの産業カウンセラーが就職先の確保に苦労しているのが現状です。
【関連リンク】 日本産業カウンセラー協会
収入について
産業カウンセラーとしての就職先は少なく、雇用形態も不安定なケースが多いため、産業カウンセラーの収入状況は芳しくありません。
職業として確立させるのはなかなか厳しい状況であるようです。
-更新13-02-01 -チェック15-02-01