職業ガイド>福祉・医療系職業>た行の職業>チャイルドマインダー
なるには難易度 | 養成校の講座を受講、検定試験に合格すれば資格が取得できる。 合格率は80%程度と容易な部類に入る試験。 |
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年齢制限 | 制限なし。 |
学歴 | 特に求められない。 |
収入状況 | 乳幼児、児童の年齢によって保育料に違いがあるが、おおむね1時間1000円前後。 |
チャイルドマインダーとは
チャイルドマインダーとは仕事などの事情によって子供の世話が出来ない親に代わって、自宅や訪問先の家庭などで子供を預かり世話をする個別保育のスペシャリスト。
チャイルドマインダーと保育士・幼稚園の先生との違い
幼稚園教諭や保育士は施設で大勢の子供達を預かり、多くの人数で教育・保育しますが、チャイルドマインダーは多くても4人程度の少人数を預かり、主に個人で活動しています。
同じ目的の職業に「保育士」があります。
保育士は保育施設に採用され、その施設内で決められた一定時間、乳幼児・児童の保育を行います。
また、1人の保育士に対して4歳児以上なら最大で30人の保育をすることが認められています。
一方、チャイルドマインダーは主に個人事業主として活動し、職場も「在宅型」「訪問型」の違いはありますが、1人あたり最大で4歳児4人までしか保育をすることができません。
仕事内容について
チャイルドマインダーの仕事は、親が仕事や諸事情で児童の面倒がみられない時に、代わりに一定時間児童を預かり世話をすることです。依頼者の子育ての一部分を代わりに担当します。
チャイルドマインダーが担当できる人数は、1人あたり最大でも4人までの人数制限があります。
少人数児童の保育によって、よりきめ細やかなしつけや教育が行えることが、チャイルドマインダーに保育を依頼する大きな魅力となっています。
チャイルドマインダーの働き方
チャイルドマインダーの働き方には「在宅型」「訪問型」2つのタイプがあります。
【在宅型】
利用者とチャイルドマインダーで契約を結び、利用者がチャイルドマインダーの家に児童を預ける。
預かるチャイルドマインダーの人数には、個人で保育業務を行うタイプ、何人かのチャイルドマインダーでグループをつくりそれぞれの担当に応じて業務を行う2つのタイプがあります。
個人であれば経営方針や教育方針など自身の考えをもとに身軽に行動できますが、体調が悪い時などでも代わりがいないため簡単に休むことはできません。
経営にしても、保育にしても全ての責任が個人に向けられるため、責任の負担は高まります。
一方、グループでの業務を行う場合は担当する児童の数を増やすこともでき、お互いの欠点を全体でカバーできることが利点となりますが、その分多くの人数をまとめるマネジメント力や安定経営のための収益力がより問われます。
【訪問型】
利用者の自宅などを訪問し、そこで児童の保育をします。
仕事は日本チャイルドマインダー協会やその他の団体の紹介などから獲得します。
チャイルドマインダーの勤務状況
勤務時間や休日は自身やグループの状況次第。
チャイルドマインダー資格を取得
チャイルドマインダー
チャイルドマインダーになるには
一般にチャイルドマインダーとは、チャイルドマインダー資格(民間資格)の有資格者のことをいいます。
さまざまな養成施設で実施されている養成講座(通学・通信)を受講し、検定試験に合格すれば資格を取得することができます。
合格率は80%程度で費用は20万円~30万円程度。
受講資格も20歳以上なら誰でも受講可能で資格自体は比較的容易に取得が可能です。
※(MCMA Japanの場合)
-代表的な養成施設-
◇MCMA Japan
◇チャイルドマインダージャパン
学歴などの制限はないため、チャイルドマインダーになりやすい進学先は特にありません。
収入について
チャイルドマインダーの収入は時給にしておおむね1000円前後。
総収入は預かる乳幼児、児童の数、日数などによって増減します。
-更新13-01-01 -チェック18-03-01