原子力発電所作業員

原子力発電所作業員の仕事について

作業員は防護服を着用して、原子力発電所内部のさまざまな工事を行います。
危険度が高いとされるカ所では高線量を知らせるアラームを着用して作業に当たります。

・がれき処理
・配水管工事
・除染作業
・土木作業
・運搬作業
・重機作業
・雑用　など

原子力発電所作業員になるには

ウェブサイトや求人誌で募集されている求人応募・採用されれば、原子力発電所作業員になることができます。
危険度の高い職種である事や一年で浴びる事のできる放射線量が制限されている事もあり、常に人材が募集されている状況のため、なることは容易な職業です。

収入について

作業員の収入は派遣元会社の規定と危険度などによって様々です。
2015年前半の求人データをまとめたところ、日給にして1万円~3万円程度が平均的でした。
土日祝日が休みの22日勤務とすると、年収266万円~792万円ということになります。
工場などの一般的な作業員の水準からすると、若干高い水準で給与が支給されています。

また、より危険度が高い場所での専門的な技術を持っている人に対しては、日給にして5万円~、更に震災直後の危険度が最大に高かった時期には、日給10万円が支給されたという報道もありました。

※実際には東京電力は１人当たりの日当を10万円支払っており、派遣会社によって大きく搾取されているため結果として作業員には上記の金額しか行き渡らないという報道も。

派遣元によっても収入が変わる

慢性的な人材不足のため、全国各地から作業員が集められています。
募集する派遣会社の数も相当なもので、元請けから数次請け位の会社が人材を供給しており、何次請けの会社に入るかで作業員の収入が変わってくるそうです。
※下位の会社になるほど会社の取り分が大きくなるため作業員の収入が低くなる。

同じ仕事でも会社のランクによって支給される金額が違ってくるため、より上位の立場の会社に所属した方が収入は多くなります。