なるには難易度 | 募集は頻繁に行われているため、なる事自体は容易。 ただし、厳しい世界であり、継続して続けられる人は少ない。 |
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年齢制限 | だいたい18歳以上から、20歳以上からの2つの募集条件がある。 ホストとして働いている人はほとんどが20代。 |
学歴 | 必要ない。 中卒、高卒も珍しくない職業。 |
収入状況 | 下は罰金でマイナスの収支の新人ホストから、上は月収1000万円の年収1億円プレイヤーまで。 |
ホストとは
ホストとは主にホストクラブに勤務し、来店している女性客をもてなす接客業従事者。
ホストの働く場所であるホストクラブは、いわゆる夜の街に存在しています。
東京なら歌舞伎町や六本木、大阪ではミナミや北新地に多い。
昔は、かなり高年齢のホストも存在していましたが、現在のホスト業界の年齢層は若く、ほとんど20代の若者で占められています。
平均年齢はだいたい25歳前後であり、若手の職業といえます。
仕事内容について
ホストの仕事は、来店したお客さん(ほぼ全てが女性)とお酒を飲み、話をしたり、飲み物をつくったりとお客さんをもてなすことです。
いわゆる「ホステス」の男性版で、女性客が気持ちよく過ごせるように軽快なトークで楽しませたり、時にはネタを披露するなどして場を盛り上げます。
店内での接客サービス以外にも、一度、来店してもらったお客にまた来てもらえるようにお礼のメールを送ったり、お店が終わった後にアフターに出かけたりと店外での仕事も少なくありません。
ホストは完全なサービス業
寂しがり屋のお客、わいわい騒ぎたいお客など相手の求めるものを瞬時につかみ取り、最適な接客サービスを提供します。
相手の求めるものを理解することは、どのようなサービス業でも求められる能力ですが、移り気なお客の多いホスト業界では何よりも大事な能力です。
結局は「相手の求めるもの」を如何に提供できるかが、ホストとしての能力の全てだと言います。
お酒は必須
また、お酒が飲めることはホストとして必須の条件といえます。
お客が楽しく飲んでいる時に、ホストがウーロン茶では場が白けてしまい売上に繋がりません。
新人のうちは場を盛り上げるための一気飲みなど、体を使った店への貢献が求められることが多いようです。
ステップアップ
入店直後の新人時代は、開店準備から先輩ホストのヘルプ(先輩の指名客のテーブルでサポート)、閉店後の片付け(フロアやトイレの掃除など)など主に雑用を担当します。
その後、指名がそこそこ入るようになりランキング入りするくらいになると、お店の主力として扱われ、それらの雑用作業が免除されるようになります。
逆に指名が取れない新人ホストは、いつまでたっても雑用係から抜け出すことはできないシステムになっています。
ホストの世界は売り上げが全てなのです。
指名・売上が全て
ホストとして何よりも大事なのが、指名客の獲得。
どのホストクラブも指名を増やすほどに収入や役職がアップしていく仕組みになっているため、いかに指名を取るかが勝負になります。
そのため、店外での新規客獲得が最重要であり、これが満足にできずに辞めていく人も多い。
繁華街で多くのホストがお店に来てもらおうと、道行く女性に声をかけているのはそのため。
【給与について】
◇役職手当:幹部・主任など役職に応じて歩合給が数%程度アップ。
◇売上:売り上げの総額に対して、支給される歩合給の割合が変わる。
-例-
売上100万円:給与はその内の40%
売上200万円:給与はその内の50%
※売り上げを上げるホストほど役職が上がり、給与も増える仕組みになっている。
ホスト業界は基本的には体育系であり、完全な縦世界です。
お客や先輩・同僚に対しての気遣いが求められ、気苦労も多いといいます。
ホストクラブの客層
お客として来店する人は、収入が多い女性がメイン。
職業層としては、夜のお仕事をしている女性や風俗店勤務の女性が多く、ホストクラブの営業時間も夜のお仕事をしている女性が仕事終わりに来やすいように、2部営業(夕方~午前1時、日の出からの営業)などの変則的なものが多くなっています。
※法律的な側面もある。
求人に応募する
(18歳以上)
ホスト
ホストになるには
希望する店舗に採用面接に行き、採用されればホストとして働く事ができます。
ホスト業界は離職率の高い業界で人の入れ替わりが激しいため、WEBサイトや求人雑誌で常に募集が行われています。
実際の所、ほとんどのホストクラブでは18歳から20代前半の健康な男子であれば、ほぼ100%採用しているのが現実です。
そのため、ホストになること自体はそれほど難しくはありません。
本人のやる気次第でホストになることはできるでしょう。
ホストはイケメンばかり?
ホストクラブのNO.1クラスの中にはアイドル並みのルックスを持つ人もたくさんいますが、そうでない人もまた多く存在しています。
ホストで成功するためには『イケメン』である必要がありそうですが、実際はイケメンであることよりもお客を楽しませる話術や女性にマメに連絡をするなどの能力が最重要のようです。もちろん、男前であるにこしたことはないそうです。
短命な職業
人気商売であることや毎日の飲酒、不定期な勤務時間、ランキングのプレッシャーなどさまざまなストレスがあり、ホストとして長期的に働き続けられる人は少数です。
また、NO.1ホストになったとしても『旬』の時期を過ぎれば経営者側にまわったり、他の職業に転職したりとホストを辞めていく人がほとんどだといいます。
収入について
とにかく派手なイメージのあるホストですが、収入面の実態はかなり厳しい。
指名、売り上げが重要で、売り上げがあがらないホストは、毎日まじめに出勤していたとしても月10万円に届かないケースも多いとか。
当然ながら、入店したての何もわからない状態では収入はかなり低く数万円程度。
基本的に経費(携帯料金やスーツ)は自腹となるため、残るお金は多くはありません。
営業時間が短い影響もありますが、基本的な給料だけではなかなか食べてはいけない仕組みになっています。
更に、水商売特有の制度である罰金制度があります。
ホスト業界の罰金制度は特に厳しく、無断欠勤は~万円、1ヶ月指名無しなら~万円など普通にやっているだけでは収入は下がる一方。
いかに自分のお客を増やすか、いかに売り上げを増やすかが重要な職業です。
夢のある職業であることは間違いない
一般的なホストの収入面については厳しい現状がありますが、大都市クラスの成功しているホストならば年収数千万~一億程度は珍しくありません。
競争も激しい上に、体力的にも厳しく大変な仕事といえますが、努力次第で裸一貫から成り上がることのできるホストという職業は、収入面から見れば夢のある職業といえるでしょう。
-更新13-05-01 -チェック16-05-01