キャバ嬢（キャバクラ嬢）

キャバ嬢（キャバクラ嬢）の仕事

キャバ嬢の仕事はお客と同じテーブルに座り、楽しく会話をしながらお酒を飲むことです。
簡単なように思えて、これがなかなか難しいそうです。

お客といっても、20代の若者から60代のおじいさんまで幅広い年代のお客がお店に来ます。
それらすべての人と楽しく会話を成立させるには、かなりのトーク技術が必要。
おじさん対策に日経新聞を読んだり、若者対策にお笑い番組をチェックしたりと話題探しも大事な仕事の一つになります。

仕事が終わった後も、来店の「ありがとうメール」など営業メールを1日数十件程度送信し、特別なお客さんの場合には手紙を郵送することもあります。
お店が終われば仕事の終わりでなく、キャバ嬢としての勤務時間は24時間体制です。

罰金制度も

お店によっては、同伴や指名のノルマがあり、規定数に達しない場合は罰金が科せられるお店もあります。
※同伴とは同伴出勤のことで、お客と一緒に出勤すること。大概は出勤前にお客と食事をする。
出勤と同時にお客を確実に呼べることでお店とキャバ嬢の利益につながる。
※指名とはテーブルにつくキャバ嬢を指名すること。指名には特別料金が発生する。

NO.1になるために

No.1になるために、人気を得るために必要なことは、「容姿端麗」であること・・ではなく、何よりも「頭が良いこと・頭の回転が速いこと・気遣いができること」。

お客が何を求めてここへ来ているのか？
どうすれば楽しんでもらえるのか？
を常に考え、またお店に足を運んでもらえるようにお客をもてなします。

いくら見た目が良くても、頭の悪い人・気遣いのできない人は売り上げランキングの上位に入り続けることはできません。

有名店のNo.1として活躍してきたキャバ嬢はキャバクラを引退後は自分でお店を持ったり、事業を興して社長になる人も珍しくないそうです。
No.1経験者には、それだけ能力の高い人が多いということでしょう。

キャバクラは女性の世界

キャバ嬢はお客との関係だけに全力を尽くせば良いわけではありません。
キャバクラは女の世界であり、ランキングやお客を巡っての嫉妬やねたみは日常茶飯事・・。
どのお店も派閥間のトラブルなど、女性特有の問題には苦労をしているそうです。

勤務時間

お店の営業時間に応じて勤務時間はさまざま。
一般的には、夕方から深夜までの営業時間になりますが、昼間に営業してるキャバクラ店もあります。

キャバ嬢（キャバクラ嬢）になるには

キャバ嬢になるのは簡単で、キャバクラ店の募集に応募し採用されればなることができます。
特別な資格や学歴など全く必要ありません。

ただ、接客業ですからある程度の容姿は必要とされます。

夜の世界は自分の容姿が直接、売り上げにつながる世界です。
少しでもお客がとれるようにと、美容整形を行う事も珍しい話ではありません。

募集について

募集は専門の雑誌やWebで行われています。ほとんどの店で1日体験入店制度があります。
キャバ嬢の年齢層は20代前半が中心で若いほど需要があり、30代となるとキャバクラでバリバリと働くには少し厳しくなります。

キャバ嬢の年収は都市部・地方、店の価格設定など状況によって異なります。
東京や大阪などの大都市圏のキャバクラほど収入が高くなります。

お店の格も、一般的な大衆キャバクラから高級キャバクラなどがあり、高級店の方が給与は高く設定されています。

時給もお店によって様々で、安いところでは1000円程度から、高いところでは5000円以上のところも。 平均的には2000円～3000円程度。
その他に指名の数、同伴出勤の数などによっても収入は変わってきます。

トップクラスは・・

有名店のトップクラスで月収は200万～300万円、年収にして2000万円以上も珍しくありません。
ただ、それほどのレベルになるためには自分磨きのためのエステ代や美容院代、営業のための携帯代などそれ相応の出費は必要になります。