なるには難易度 | 年齢制限と巫女の募集をつかむ自発的な行動が求められる。 アルバイトなら難しくないが、正職員としての採用は簡単では無い。 |
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年齢制限 | 10代後半から20代が好まれる。 |
学歴 | 特には必要とされない。 |
収入状況 | アルバイトで1000円程度。 正職員では年収300万円程度が一般的。 |
巫女とは主として日本の神に仕える女性のことを言います。
舞姫(まいひめ)・御神子(みかんこ)と呼称される場合もあります。
かつては男性・女性共に現在の巫女に近い仕事を担当していましたが、近年では祭祀の専門的な業務は男性が中心に務めるようになっています。
巫女は神社の清廉性を高めるための存在としての側面が強く、主に10代から20代の女性が就く職業になっています。
規模の大きな神社でしか正社員採用は行われていないため、正職員として働いている巫女はあまり多くはありません。
参拝客の増える初詣に働いている巫女さんは、若干の正職員の下に多くのアルバイトで構成されている事がほとんどです。
巫女さんの仕事内容には
・お札などの参拝者への販売
・参拝者への応対
・お札の作成
・おみくじの販売
・境内の掃除
・神職の手伝い
・事務作業、デスクワーク
などがあり、裏方でも表舞台でも活躍します。
参拝者に神社の歴史や伝統について聞かれることもあります。
そんな時にしっかりと受け答えができるように、日々の勉強が欠かせません。
お札やおみくじの束を運ぶ事も多いため、意外と体力勝負の一面もあります。
参拝客が少ない平日の昼間はそれほど忙しくはありませんが、年末年始やお祭りなどの行事ごとがある時には、ご飯を食べる暇がないほど忙しくなるそうです。
神社で採用
巫女
巫女になるには
巫女になるには特別な学歴や資格、能力は必要ありません。
神社に巫女として採用されれば、巫女になることができます。
大きな伝統のある神社では、常に巫女さんを雇用していますが、小さな神社では巫女さんを常勤で雇用することはあまりありません。
採用の募集は少なく、コネや縁故で決まることも多いようです。
神社に採用されるには主に以下のルートがあります。
・神社の巫女募集に応募する。(ハローワークなどで募集していることも)
・縁故。
・神社に直接問い合わせる。
・年末年始のアルバイトのツテから神社に就職する。
大々的に募集される事は少ないため、就職を望むのなら自ら神社に問い合わせるなど、自発的に行動していく必要があるでしょう。
採用条件について
巫女さんの採用条件としては、年齢が若く(10代後半~20代前半)、未婚であることが望まれるようです。
これは、巫女は未婚の女性が望ましいとの考えが古くからあるためです。
20代後半で定年を迎える神社が多く、結婚をすると退職しなければならない神社もあります。
清楚な身だしなみが求められ、茶髪やパーマは問題外で髪は長めで黒髪が好まれます。
ピアスや指輪などの装飾品も着用は認められません。
アルバイトの場合は時給で1000円前後。
年末になるとアルバイトの募集がされますが、人気は高く結構な倍率になることが多いようです。
正社員での場合は月収20万前後、年収で300万円前後。
ボーナスが支給されることもあります。
10代~20代の女性の一般的な給与水準と大差はありません。
神に仕える仕事ではありますが、高収入が期待できる職業では無いようです。
-更新13-01-01 -チェック18-04-01