なるには難易度 | 日本では傭兵の存在自体が認められていないため、海外でしか活躍の場はない。 語学力や戦闘の能力も必要なため、相当な鍛錬が必要。 |
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年齢制限 | 明確な制限はない。 |
学歴 | 学歴は必要ないが語学力は求められる。 |
収入状況 | 所属する国の経済事情などに左右されるが、十分な報酬が支給されることはほとんど無い。 ※アメリカやフランスなどの先進国は別。 |
傭兵とは
傭兵とは金銭による報酬を条件として雇用された、戦地での戦いに参戦する兵士の事をいいます。
平和な日本では、直接触れあう機会のない職業ですが、海外では一般的に知られた職業です。
日本人の傭兵も世界各地に数百人程度存在しているといわれ、ほとんどが自衛隊出身者だそうです。
傭兵の仕事について
平和な日本とは異なり、世界各地には無数の紛争地帯があります。
傭兵の仕事は、軍隊や軍事組織に雇用され銃弾飛び交う戦地の中での戦闘に参戦する事です。
最前線での仕事ばかりでなく、通信技術などを活かした後方から支援を行う人もいます。
危険すぎるリスク
一度戦場に出てしまえば、帰ってこられる保証は何もありません。
更に、運悪く相手に捕まってしまえば、捕虜として残忍な拷問を受ける事もあります。
傭兵は、いわば「お金」で命の取引をしたのと同然の存在ですから、自らの隊からも「使い捨て」の様な扱いを受ける事もあります。
海外の軍隊・軍事組織・軍事会社
などに雇用
傭兵
傭兵になるには
法律で武器の所持が禁止されており、紛争地自体が存在しないため日本国内には傭兵としての働き場はありません。
そのため、傭兵を目指すならば海外の軍隊や軍事組織、軍事会社などとコンタクトを取り自ら志願するしか方法はありません。
傭兵の募集は即戦力が中心で、銃を持った事もないような戦闘未経験者の募集は基本的にありません。
海外に行くにしても、まずは傭兵としての能力を高めてからになります。
そのため、日本人の傭兵には自衛隊出身の人が多いようです。
必要な能力
・コミュニケーションが取れるだけの語学力。
・屈強な肉体
・傭兵としての知識とスキル
収入について
報酬は国や所属する部隊、時期、危険度等によって様々です。
ただ、戦争をしているような国で日本の経済水準よりも高い所は存在していないため、基本的に収入面では期待できません。
生死をかけた危険な戦闘を行う傭兵ですが、収入面では全くの低水準です。
そのため、傭兵として働く前に日本でアルバイトをして貯金をしてから戦地に向かう人や戦いの合間に帰国して、お金を貯めてから再び戦地に向かう人も少なくありません。
紛争地の多いアフガニスタンなど中東の場合、数ヶ月闘っても1万円程度の報酬しかもらえない事もあります。経済力の弱い国の場合は、日本人が満足するような報酬を得る事は不可能に近いでしょう。
経済力の弱い国ほど紛争地が多く需要があり、傭兵志願者が世界各国から集められます。
しかし、ほとんどの人は十分な給与が支給されておらず、「やりがい」だけを求めて闘っているのが現状だといいます。
十分な収入が期待できるケースもある
アメリカの民間軍事会社からイラクに派遣された場合は、日給で5万円~10万円が支給される事も。
有名なフランスの外人部隊で初任給15万円程度。
先進国の部隊の場合は高収入が期待できるケースもあります。
-更新14-09-01 -チェック19-09-01