なるには難易度 | 土地家屋調査士になるには、合格率10%以下の難関国家試験に合格する必要がある。 簡単になれる職業ではない。 |
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年齢制限 | 年齢制限はない。 土地家屋調査士試験合格者の平均年齢は30代後半。 |
学歴 | 特に制限はない。 難易度の高い試験に合格し、資格を取得する必要があるが、高卒率は他の難関士資格に比べると高い。 |
収入状況 | 収入は世間一般のサラリーマンと同程度だといわれている。 |
土地家屋調査士とは
土地家屋調査士とは、土地や建物の所有者からの依頼に応じて、不動産登記に必要な調査や測量を行い申請手続きなどを代行する不動産登記のスペシャリストです。
土地家屋調査士として登録している人は全国に約19000人。
全体の9割以上は男性です。
仕事内容について
不動産登記には「表示に関する登記」という、不動産の物理的な状況を特定する部分があります。
それらに関わる建物を調査・測量し、依頼人にかわって申請をすることが土地家屋調査士の主な仕事内容です。
新築の家を建てた場合など建物に変更を加えた場合は、その建物の状況や大きさなどを登記所に届け出る必要があります。
そのような場合に、専門知識の無い一般の人では適切な届け出ができないため、依頼者の代わりに調査や測量を行い申請書を作成します。
実際の仕事では、登記書類の作成などの事務作業だけでなく、実際に現場に出向いて測量や調査を行います。
体力的な強さも求められる職業です。
就職先について
土地家屋調査士事務所で補助者として働く場合と事務所を構え、独立する2つの働き方があります。
土地家屋調査士試験を受験
合格
土地家屋調査士
土地家屋調査士になるには
毎年1回、8月に開催されている土地家屋調査士試験を受験・合格すれば土地家屋調査士になることができます。
※土地家屋調査士資格を取得するための試験。
土地家屋調査士試験は合格までに1年から3年程度は必要な試験と言われ、難易度の高い試験です。合格率は平均で8%程度。
受験資格に制限はないため、制限無く誰でも受験することが可能です。
ほとんどの人は土地家屋調査士講座に通い合格を目指します。
土地家屋調査士の特徴
土地家屋調査士として仕事をしている人は行政書士や司法書士と兼業している人が多い。
2つの資格を持つことで業務の幅が広がり仕事を得やすくなるそうです。
土地家屋調査士になりやすい進学先
資格の取得には学歴などの制限がないため、どのようなルートからでも土地家屋調査士になることはできますが、やはり専門知識を身につけるためにも大学の土木科や関連専門学校に進学しておいた方が良いでしょう。
収入について
土地家屋調査士の年収は、300万円~700万円が平均的だといわれています。
独立開業して、自身で土地家屋調査士事務所を構えている人の中には年収1000万円以上の高所得者もいます。
-更新13-04-01 -チェック15-05-01