なるには難易度 | 運転するトラックのサイズに応じて ◇大型免許 ◇中型免許 など各種の免許が必要になる。 |
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年齢制限 | 特にはないが、重い荷物の運び卸しをすることもあるため、ある程度の体力が求められる。 |
学歴 | 制限はない。 |
収入状況 | 大型トラックの場合の平均年収は約400万円(平成22年度)。 |
トラック運転手とは
トラック運転手とはトラックに乗り、目的地へと荷物を運ぶ人の事をいいます。
全国のトラック運転手の数は187万人。
※総務省・労働力調査(2013年)
体力が必要となる職業柄、男性が多く、女性の割合は低い。
男性:144万人 女性:34万人
仕事内容について
トラック運転手の仕事内容は荷物を運ぶことです。
トラックの種類には、軽トラックから、4トントラック、タンクローリー、ミキサー車、10トントラックなどがあり、荷物の種類にも小さな宅配物から、土砂や薬品、ガソリンなどがあります。
10トントラックなどのサイズの大きいもの、ガソリン等の危険なものを運ぶ時ほど、難易度が高くなります。
荷物を上げ下ろしも行うトラック運転手は体力が一番重要で、ほとんどのトラック運転手さんが屈強な体を持っています。
仕事を続けていく間に徐々に屈強になっていくといいます。
ほとんど一日中トラックを運転することもあります。
長時間事故を起こさずに運転するだけの集中力とドライビングテクニックが要求されます。
労働条件について
勤務時間は会社や荷物の種類等によって左右されますが、クロネコヤマトや佐川急便など一般的な宅配会社に勤務する場合は普通の日勤勤務(朝から晩まで)になることが多いようです。
その他の場合は会社の都合によって様々。
長距離の場合には決められた時間に間に合わすため、睡眠時間を削ってまで走り続けなければならないこともあるといいます。
大きな運送会社では週休2日制が導入されていますが、中小企業ではまだまだしっかりと休みがとれる状況のところは多くありません。
運送業界自体が下請け構造であるため、労働環境が悪くなりやすい傾向にあります。
運送会社に就職する
トラック運転手
トラック運転手になるには
トラックの運転手には、運送会社に採用されればなることができます。
運送会社は慢性的人手不足であり、採用に関しては学歴や職歴を重要視しないところも多いようです。
トラック運転手になりやすい進学先は特にありませんが、当然ながら普通免許やそれ以上の大型トラックを運転できる免許「大型免許」「中型免許」を取得しておく必要があります。
危険物を取り扱うための資格(危険物取扱者など)や荷物の積み卸しに使用するフォークリフトの免許があれば就職により有利になります。
収入について
トラック運転手の平均的な年収は300万円~400万円程度。
大型トラックで平均年収約400万円(平成24年)。
※賃金構造基本統計調査より
平成24年 項目 | 男 | 女 | 合計 |
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平均年齢 | 46.6歳 | 39.8歳 | 46.5歳 |
勤続年数 | 11.5年 | 5.9年 | 11.4年 |
労働時間 | 179時間 | 172時間 | 178時間 |
超過実労働時間 | 41時間 | 20時間 | 40時間 |
平均月収 | 32.5万円 | 28.2万円 | 32.4万円 |
平均賞与(ボーナス) | 25.4万円 | 9.4万円 | 25.1万円 |
平均年収 | 415.4万円 | 347.8万円 | 413.9万円 |
トラックには4tトラックや大型自動車などがありますが、大きいほど、長距離ほど収入が高くなる傾向にあります。
労働時間、過酷な勤務内容の割には収入に恵まれているとはいえず、また収入の伸びしろも少なく、昇給は望みにくい業界です。
中には、社会保険などの整っていない劣悪な環境の運送会社も存在しているようです。
-更新12-12-01 -チェック17-12-01