【受験資格】
T種
1.受験年の4月1日の時点で21歳以上33歳未満の者。
2.21歳未満で大学、短大、高等専門学校卒業又は卒業予定者。
3.防衛省が同等の資格があると認める者。
U種
1.受験年の4月1日の時点で21歳以上29歳未満の者。
2.21歳未満で大学、短大、高等専門学校卒業又は卒業予定者。
3.防衛省が同等の資格があると認める者。
V種
1.受験年の4月1日の時点で17歳以上21歳未満の者。
【関連リンク】 防衛省 資格・公務員 LEC東京リーガルマインド
「防衛」といったイメージから、迷彩服を着た「自衛官」を考えがちですが、防衛省職員は「自衛官」ではありません。
武器を持ち、日々訓練をしている自衛官(すべての自衛官が訓練しているわけではありません)を「制服組」と呼び、防衛省職員は「背広組」といわれています。
同じ防衛省の仲間ではありますが、仕事内容は全く異なります。
防衛省職員は、自衛官として武器を手に訓練することはなく、
事務的な作業を主な職務としています。
防衛省職員は他の公務員と同様に、総務や一般事務のような仕事に従事する事務官と軍事・防衛に関するさまざまな研究・開発などを行う技官がいます。
事務官は主に総務・法務・人事・法務などの一般的な業務を遂行しています。
技官の仕事内容は多岐にわたり、ミサイルなどの研究やレーダーの研究・建築物の設計などの主に研究・開発業務を行います。
防衛省の職員には、防衛省職員採用試験一種・二種・三種を受験、合格し、採用されればなることができます。
防衛省職員一種採用試験は技術職(技官)のみの採用で、防衛省の行政職(事務官)は国家一種採用試験合格者から採用されます。
一種行政職志望の人は国家一種試験を受験しなければなりません。
二種・三種に関しては技術職・行政職の両職での採用があります。
試験の難易度はそれぞれ、防衛省一種=国家一種、 防衛省二種=国家二種 防衛省三種=国家三種程度であるといわれています。
合格率 一種:約10% 二種:約16% 三種:約15%(平成20年度)
公務員試験全般にいえることですが、独学での受験は厳しくで、受験には公務員資格スクールを活用する人が多いようです。
他の公務員試験と同様に、合格したからといって採用というわけではなく、採用がない場合もあるので注意が必要です。
採用は成績や希望職種・勤務地などを考慮して決定されます。
防衛省職員は公務員です。
給与は国の規定によって支給され、収入状況は安定している職業といえるでしょう。
平成21年度
【一種】
学歴に応じて約22万円〜約28万円
【二種】
行政職棒給表:201474円
研究職棒給表:206973円
【三種】
行政職棒給表 162516円
この他に、通勤手当等の各種手当て、ボーナス4.5ヶ月分などが支給されます。