なるには難易度 | 公務員試験である財務専門官採用試験に合格する必要がある。 採用倍率は30倍以上(平成24年度)。なるための難易度は高い。 |
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年齢制限 | 受験資格に21歳以上30歳未満の年齢制限がある。 |
学歴 | 必ず必要な学歴はないが、公務員試験に合格できるだけの学力が必要。試験の難易度は大学卒業レベルに設定されている。 |
収入状況 | 国家公務員の平均年収は約660万円。 |
財務専門官とは
財務専門官とは財務省の職員として主に財務局に勤務し、金融機関や証券取引の監査、国有財産の管理などを行う財政・金融のプロフェッショナル(公務員)です。
公務員試験に合格すればなることのできる職業。
財務専門官の業務は文系の業務が多いのですが、理系出身者からも多数採用されています。
財務専門官として活躍している人の数は約5000人。
年間200名弱が採用されています。
仕事内容について
財務専門官の代表的な仕事には以下のものがあります。
「財務」専門官という職業名からも推測できるように、どの業務にしても「お金」に関する業務に従事することが多い。
【予算執行調査】
毎年、予算が編成され執行されていますが、予算の使用に非効率な部分はないか、無駄が生じていないかなどのチェックを行う。
【財政投融資】
地方公共団体が学校や上下水道施設など公的な施設を建設するための資金を長期・低利で融資を行う。
また、融資後に問題が出ないよう貸付先の財政状況なども継続的に調査する。
【国有財産の活用】
日本各地に存在している国有財産の売却や管理を行う。
民間では設置が難しい公園などをつくるための土地の貸し付けなどを行う。
大阪城公園や日比谷公園などの管理も行っている。
【地域金融機関の調査】
財務の健全性をチェックするために、地方銀行などの立ち入り検査や監督を行う。
【証券取引などの監視】
健全な証券取引が行われるよう、インサイダー取引などの違法行為を監視する。
【地域経済の調査】
地域経済の状況を調べるために担当地域で活動している企業への調査を行い、財務大臣や財務省に報告する。それらの情報が経済政策を企画するためのデータとして活用される。
異動について
採用後は2年~3年ごとに異動があります。
転勤の範囲は採用局の管内と財務省や金融庁のある東京になります。
財務専門官採用試験を受験する
合格
財務専門官
財務専門官になるには
財務専門官は国家公務員です。
そのため、財務専門官になるには、公務員試験である財務専門官採用試験に合格する必要があります。
申込者 | 合格者 | 合格率 | 倍率 | |
平成24年度 | 6224 (1888) |
186 (51) |
2.9% | 33.4 |
財務専門官採用試験の受験資格は21歳以上30歳未満の年齢制限のみです。
そのため、学歴の制限はないため年齢制限さえクリアしていれば誰でも受験できますが、ほとんどの合格者が大学卒業者。
財務専門官を目指すなら進学先はできるならば大学を選択したい。
【関連リンク】
◇公務員試験 採用情報NAVI
◇財務省財務局
収入について
財務専門官は国家公務員です。
国家公務員の平均年収は660万円。
-更新13-02-01 -チェック16-02-01