なるには難易度 | 合格率が5%前後の難関国家試験をクリアする必要があり、なるためにはそれなりの学習が必要。 |
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年齢制限 | 制限なし。 |
学歴 | 制限なし。 |
収入状況 | 基本的に趣味の資格。 お天気キャスターなどにならない限り、特に収入に変化は無い。 |
気象予報士とは
気象予報士とは、気象予報士国家試験を受験・合格し、気象予報士資格を取得した人の事をいいます。
気象予報士であれば、気象庁が発表した各種観測データを活用し、独自に天気予報をすることができます。
この資格の取得者は9割が男性で女性は1割もいません。
仕事内容
気象予報士の仕事内容は天気の予想をすることです。
気象庁からの気象観測データをもとに、独自に気象の予報を行います。
民間の気象会社に勤務している場合は、天候次第で営業に支障をきたす企業などに天気情報を提供したりします。 例:イベント会社、海運関係会社など。
天気予報は当たって当然
当たって当然と思われている天気予報は、正確に予報を的中し続けても誰からも賞賛されることはありません。
しかし、外れてしまうとクライアントから問答無用にクレームが来てしまいます。
天気予報に「絶対」は無いため仕方の無いことなのですが、そんな時にはやりきれない気持ちになることもあるそうです。
勤務状況
天気は365日移り変わります。
そのため気象関連の職場では365日24時間勤務が必須になります。
盆暮れ正月も関係なく、何日かに一回は夜勤があり、長期の休みは取得しにくい職場環境であることが多いようです。
気象予報士国家試験を受験・合格する
気象予報士
気象予報士になるには
気象予報士とは、気象予報士国家試験を受験・合格し、気象予報士資格を取得した人の事をいいます。
受験資格に制限はなく、誰でも受験は出来ますが、試験の合格率は例年5%程度とかなり低く難関資格です。
気象予報士の講座を開講している資格スクールもあるので利用してみても良いでしょう。
これだけの難関資格ですが、独学で合格する人も多数存在しています。
試験内容は「理系」の分野が多いため進学先は理系を視野に入れておきたい。
ただ、文系出身の合格者も多数存在しているため、試験合格にはそれほど影響は無いと考えられます。
【試験概要】
☆受験資格:制限なし
☆日程:8月と1月
☆試験地:北海道・宮城県・東京都・大阪府・福岡県・沖縄県
☆受験料:11400円
☆試験には学科試験と実技試験があり、合格率は5%程度。
☆問い合わせ先 気象業務支援センター
就職について
就職に関しては気象予報士を募集している会社はそう多くはなく、「気象予報士」だからといって就職が決まるようなことはあまりないようです。
現状としては、就職と気象予報士を結びつけるのは現実的ではありません。
気象予報士の知識を生かした職場に就くためには、関連会社に自ら売り込みに行くなど、自発的、積極的な行動力が必要になるでしょう。
気象予報士の収入について
気象予報士と聞くと、その業務の特殊性から高額な報酬を得ているような気がしますが、収入面では特筆すべき点はありません。
就職先には民間気象会社、気象庁などの公務員、お天気キャスターなどがありますが、民間の気象会社の場合はその会社の規定により決定され、平均的なサラリーマンの収入と大差はないのが現状のようです。
気象庁などは公務員のため、他の公務員と同程度。
※平成25年の国家公務員の平均年収は約598万円。
お天気キャスターは門戸が狭く、なかなかなることはできません。
なれる人は極わずかで、あまり現実的な職業ではありません。
-更新13-01-01 -チェック16-05-01