なるには難易度 | 校正者として出版関係企業に勤務するかフリーで仕事を行う。 努力と能力次第だが、校正の仕事に就くこと自体はそれほど難しくはない。 |
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年齢制限 | 求人の状況次第。 50代など高年齢になると厳しくなる。 |
学歴 | 求人の状況次第。 |
収入状況 | フリーで仕事をする場合は2文字で1円程度。 仕事量に応じて収入が決まる。 |
校正者とは
校正者とは校正(文字や文章が正しいものかどうかをチェックすること)を職業にしている人のことをいいます。
仕事内容について
雑誌や新聞などを制作する時、原稿と校正紙を引き合わせながら、誤字・脱字・文法をチェックし訂正することが校正者の主な仕事です。
誤字・脱字だけではなく、文章の雰囲気が雑誌の雰囲気にマッチしているか、レイアウトに問題はないかなど、原稿を総合的にチェックします。
間違いを発見するには、当然ながら正しい知識が必要です。
分からない語句や単語が出てきた場合には、すぐに辞書やインターネットで調べ、言葉の使われ方が文章に適合しているかを判断します。
校正者は膨大な量を処理しながら、なおかつミスの許されない職業。
更に出版物には必ず締め切りがあり、時間との戦いになることも多くなります。
校正者の活躍の場
校正の仕事は出版社や新聞社が中心となります。
それらの企業は東京に集中しているため、東京近辺に居住していた方が都合が良く、有利なのは間違いありません。
仕事の絶対量は東京が群を抜いて多くなっています。
もちろん、地方にも需要はあるため、しっかりとした能力があればこの限りではありません。
校正者の雇用形態は、正規採用・アルバイトや派遣社員、契約社員、フリーなどさまざまですが、どんな雇用形態にしても校正の依頼は関係者を通じて行われるケースが多いようです。
校正者として活躍したいなら、人脈やコネを大事しておきたい。
出版社などに勤務
校正者
校正の勉強する
校正の資格を取得するなど
校正の仕事に就く
校正者
校正者になるには
校正という仕事は、一般に出版社や新聞社で働いている人が行います。
出版関係の会社に勤務し、そこで経験を積み校正の仕事を覚えていくことが一般的です。
出版関係に勤務する以外では、校正の資格を取得し、校正の能力を認めてもらう形で仕事を得る方法もあります。
日本エディタースクールや実務教育研究所などが開講している校正講座を修了し、試験に合格すれば資格は取得できます。
資格取得者には仕事先の紹介が行われる事もあるようですが、資格を取得すれば必ず仕事ができる類のものではありません。
校正士関係の資格の中では日本エディタースクールの校正技能検定の3級は評価が高いようです。
仕事に就くには
校正の仕事に就くには、特別な資格は必要ありませんが、資格の取得は、実務経験が無かったり、少ない場合のアピール材料として有効な方法と言えます。
しかし、資格を取得したからといって、すぐに仕事が見つかるわけではなく、出版系の会社に営業を行うなど自身で積極的に行動する必要があります。
実務経験に乏しい場合は仕事の確保に苦労するでしょう。
就職先には出版社・編集プロダクション・校正会社・新聞社・広告代理店・DTP関連会社などがあります。
出版関係の会社に入社を目指すなら、出版社や新聞社は採用条件をを大学卒にしているところが多いため、大学の文系学部に進学するのが良いでしょう。
校正者の募集には年齢制限は比較的緩やかで、40歳くらいでも募集はあります。 中には年齢不問の募集も。
収入について
校正者として出版社などに勤務している場合はその会社次第の収入。
フリーで仕事をする場合、校正という仕事はどうしても下請けの形になり、基本的には収入状況は芳しくないようです。
-更新13-04-01 -チェック17-12-01