なるには難易度 | 靴磨きの技術を習得してなれる職業。 それ相応の努力が必要になる。 |
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年齢制限 | 明確な制限はない。 |
学歴 | 必要ない。 |
収入状況 | 1足あたり500円から2000円程度。 ※靴やケアの種類により様々。 |
靴磨き職人とは
靴磨き職人とは革靴やハイヒールなど主の革製品の靴を磨き上げ、見栄えを綺麗に整える職業です。
従事者数は不明ですが、昔ながらの路上での靴磨き職人の数は減少傾向にあります。
仕事内容について
靴磨き職人の仕事はクリームや水を使用してブラッシングを行い、靴の外観を綺麗に整える事です。
ひとつひとつの革の特性、靴の特性を考慮しながら理想の結果になるように磨き上げていきます。
また、外観だけでなく履き心地を高めるために内部を修復することもあります。
コミュニケーション能力が大事
靴磨きを依頼する人は靴に愛着があり一般よりも高額な靴を着用している男性ビジネスマンがほとんどです。
そのため、仕上がりのこだわりにも相当なものがあり、中途半端な仕事をしているとクレームを受ける事もあります。
そうならないように事前にお客の要望を汲み取り、仕上がり具合を共有できるだけのコミュニケーション能力が何よりも求められます。
職人の靴は当然ぴかぴか
靴磨き職人の靴がボロボロではその技術に説得力がでません。
そのため、仕事中は常に綺麗な靴を履いて作業にとりかかるそうです。
常に綺麗な靴を履いて仕事ができるように、何足もストックを持っているのが通常だといいます。
靴磨きの技術を修得
路上や靴磨き店で働く
靴磨き職人
靴磨き職人になるには
靴磨き職人として働くにはまずは靴を磨く技術を修得する必要があります。
靴磨き専門の学校などは存在していないため、経験者に教えてもらうか、独学で研究するかのいずれかの方法で技術を修得します。
技術を取得した後は靴磨き専門店や靴修理店などに就職するか、個人で仕事を請け負うかして靴磨きの職に就けば「靴磨き職人」になることができます。
印象的な路上靴磨き
靴磨きと聞いてまず一番に思い浮かぶのは「路上での靴磨き職人」でしょう。
ただ、若い人が今からこの職業に就くことは難しくなっています。
路上で商売として靴磨きをするには所轄の警察署から発行される「道路使用許可」と、都道府県が発行する「道路占用許可」が必要になります。
現在では新規での許可取得が難しく、現在働いている人以外はなることができなくなっているという寂しい現実があります。
就職先について
◇路上
許可関係から現在ではなる事は難しい。
◇靴磨き専門店、靴修理店、ホテルなどに就職
【靴磨き専門店】
・Burnish
・Brift H
・靴みがき隊
・靴磨き処 ダンディズム
その他、靴の販売店や修理店、ホテルなどでも仕事はある。
◇自身で開業する
少ない元手で開業できるため、参入障壁は低い。
ただし、業界のマーケット自体が小さいため顧客の獲得が難しい。
収入について
戦後まもなくの頃は業界自体が繁盛していたため一つの職業として成り立つくらいの収入が得られていましたが、現在では職人の数も減少し、他の仕事を持ちながらの兼業の人がほとんどになっています。
路上の場合、1回あたりの料金x磨いた数となります。
1回あたり500円~2000円程度の料金で、客数が1日あたり10人から20人とすると、1日の売上は5000円から4万円程度だと思われます。
そこからクリームや道具などの消耗品費(月3万円~)を差し引いた金額が収入となります。
※路上での料金などはdiamond onlineより参照
http://diamond.jp/articles/-/9710
靴磨き専門店や靴修理店で勤務する場合はお店の規定次第。
一足あたりの料金は路上よりも高くなり、2000円から1万円以上になることも。