なるには難易度 | 潜水士資格を取得し、潜水士になるだけなら容易。 だが、潜水士として1人前になるには10年以上の経験が必要だと言われている。 |
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年齢制限 | 特にはない。 |
学歴 | 特別な制限はない。 |
収入状況 | 就職先には警察などの公的団体、海洋関係会社、またはフリーでの活動があるが、収入は所属する企業や営業力次第。 |
潜水士とは
潜水士とは潜水用具を装着し、海や川など水中での作業を専門に行う人・職業のことをいいます。
潜水士として仕事をするには、潜水士免許が必要です。
潜水士免許取得者は約8万人。潜水士のほとんどは男性。
仕事内容について
潜水士は、水中での土木作業やサルベージ作業、水産物採取、海洋調査、水中バレエなどの水中ショー関連、ダイビング関連など幅広い分野で活躍しています。
水中で何かの作業があれば、ほとんどのケースで潜水士が関わっているといっても過言ではありません。
海中での土木工事から、水質調査、犯罪に使用された凶器の捜索までありとあらゆる水中作業を担当します。
危険が常につきまとう職業
水中では水圧の関係で時間当たりに動ける行動範囲が限られ、地上のように自由に動き回ることはできません。
急激に動くと潜水病にかかり、大事故につながることもあります。
潜水士の仕事は常に危険がつきまといます。
潜水作業はチームプレイ
水中では潜水士単独での作業に見えますが、作業をしながら、常に地上や海上の作業員と作業の位置や、空気の問題などの連絡を取り合っています。
海中での作業では危険が伴うため、周りのスタッフと協力しながらひとつのチームとして活動します。
潜水士国家試験を受験する
合格
潜水士免許を取得する
潜水士
潜水士になるには
潜水士国家試験を受験し、合格すれば潜水士になることができます。
潜水士国家試験に受験資格は無く、18歳以上なら誰でも受験が可能。
驚くべき事に潜水士試験では実技試験は実施されず、筆記試験しかありません。
試験の合格率も高く、潜水士免許は比較的容易に取得することができます。
ただ、実技試験がないため、ダイビング経験の無い人が免許の取得したとしても、すぐに潜水士として活躍することは不可能です。
潜水士資格を取得してから潜水関連企業に就職するよりも、潜水関連企業に就職した後に、潜水士資格を取得する方が一般的。
経験のない人が潜水士資格を取得しても、それだけでいきなり海に潜ることはできません。
そのため、関連企業に就職後、資格を取得し、その後に仕事を通じて実技の修得をすることが潜水士になる自然な流れとなります。
潜水士として1人前に作業ができるまでには10年以上の経験が必要だと言われています。
就職先について
就職先としては警察、消防署関連が多く、その他には海や川に関する建設業者が多い。
収入について
潜水士の収入は勤務している会社次第。
◇警察や消防などの公務員 (公務員の規定に準じて)
◇海洋関係企業 (会社の規定次第)
◇ダイビングスクール (業績次第)
◇フリーで活躍 (営業力・能力次第)
仕事内容が危険を伴うものであるため、収入は高めに設定されています。
フリーで活躍している人の中には、年収1000万円以上の潜水士も存在しているそうです。
-更新13-03-01 -チェック17-03-01