新聞販売拡張員

仕事について

新聞販売拡張員の仕事は地域の各家庭を訪問し、新聞の契約を獲得する事です。
引っ越しの情報や世帯の契約状況データなどを活用してニーズを推測し、適切なタイミングで訪問する事によって契約の獲得を目指します。

求められるハートの強さ

拡張員として働くには業界団体が設立した組織への登録が義務化されているため、現在では強引な勧誘は減少しているそうですが、かつては暴言や威嚇行為を行いながら契約を獲得する拡張員も珍しくありませんでした。

それらの名残からか拡張員に対して毛嫌いをする人も多く、インターホンで説明するなり
「帰れ！」
「バカ！」
「インターネットで見るからいらないよ！」
などと逆に暴言を吐かれる事も珍しくは無いそうです。

多くの新人が、拡張団のノルマやトラブルに打ちひしがれてしまうそうで、数ヶ月も経たないうちに退職する人が多いようです。

基本的にセールスであるわけですから、新聞販売拡張員が歓迎される事はありません。
どんな状況にも慌てることなく冷静に対応できる「ハートの強さ」が何よりも求められる職業だといいます。

新聞販売拡張員になるには

求人は求人誌やインターネットを中心に行われていますが、離職率が高い業界であるため採用門戸は幅広く開かれているようです。
拡張員になるには2つの所属先があります。

【1．新聞販売店に勤務】
新聞販売店で配達などの業務をこなしながら、拡張業務も行います。

【2．契約獲得専門の新聞拡張団に勤務】
拡張団に所属し、契約を獲得するために営業周りを行います。
契約が取れれば収入が増加しますが、契約数が十分で無かった場合は退職に追い込まれる事になります。
そのため、離職率がとても高くなっています。

収入状況

収入に関しては一般のサラリーマンとさほど大きな違いはありません。

完全歩合制の所もありますが、基本的には基本給に契約件数の歩合給が加わり月収となる所が多い。
そのため、どれだけ契約を獲得できたかで収入は増減し、獲得件数が多い人ほど高収入になります。