なるには難易度 | テープライターとして活動することは容易だが、コンスタントに仕事を獲得する事は簡単では無い。 |
---|---|
年齢制限 | 明確な制限はない。 |
学歴 | 特に必要とされない。 |
収入状況 | 1時間のテープ起こしで5000円~3万円程度が一般的。 |
テープライターとは
テープライターは、ICレコーダーなどの録音機器の音声を聞き、文章にして書き起こす職業です。
テープライターには様々な呼称があり、テープ起こし、テープリライター、トランスクライパー、反訳者などがあります。
素早く仕事をこなすためにも、素早いタッチタイピングは必須。
テープライターの必須道具に、聞きにくいところの音を遅くしたり、音質を調整したりできるトランスクライパーという機械があります。
仕事内容について
テープライターの仕事内容は、依頼主から講演会やインタビューなどの音声・映像が録音・録画された記録媒体(カセット、MD、VHS、DVD、ICレコーダーなど)を受け取り、その発言をPCやワープロなどを使用し活字化することです。
その記録媒体の録音状態や講演者、滑舌の良し悪しでかなり仕事のしやすさは違ってくるそうです。
仕事の一例
「え~、日本経済は本当に回復傾向にあるのかもしれませんな~」
という、ある大臣の発言があったとします。
そのまま丸ごと活字化する場合(丸起し)
「え~、日本経済は本当に回復傾向にあるのかもしれませんな~」
いらない部分を削除し読みやすい形に変える場合(ケバ取り)
「日本経済は回復傾向にあるのかもしれません。」
簡単に要約する場合。(要約)
「日本経済は回復傾向にあり」
など依頼に応じて丸写しでの提出したり、要約したりと、ただ聞き取れれば良いだけの仕事ではありません。
その為、語彙力や正しい文法、事務処理能力が求められる仕事だといえます。
仕事には当然、納期もあります。
独学で能力をつける
or
テープライター養成講座を修了する
テープライター
テープライターになるには
テープライターになるには、独学でのトライや資格スクールが開講している養成講座を受講するルートがありますが、ほとんどの人は養成講座を受講しているようです。
資格スクールの講座を修了すれば、仕事を斡旋する制度があるところも。
テープライターとしての能力を身につけ仕事を請け負うことができるようになれば、テープライターになったといえますが、勉強したての未経験の状態で仕事をもらうことは簡単ではありません。
厳しい中でも何とか経験を積み、仕事を獲得する努力が必要です。
テープライターを職業として確立するためには、仕事の依頼人である出版社との人脈やコネが最も重要な要素となります。
人脈があればあるほど仕事も増加し、収入状況が安定するからです。
テープライターに必要な技能と学歴
テープライターになるには特に必要な資格・学歴などはありません。
語彙力・正しい文法などの国語力が求められます。
仕事の探し方
テープライターの仕事はWEBや雑誌などで探すことができます。
収入について
仕事内容や出版社によって差がありますが、1時間のテープ起こしで5000円~3万円程度が一般的。
計算すると1時間あたり5000円となりますが、時給5000円になるかといえばそのようなことはありません。
テープ自体の長さは1時間だとしても、依頼人との打ち合せや、聞き取りにくい部分があったり、言葉の意味を調べたりしていると、その何倍の時間がかかるのが通常です。
-更新13-03-01 -チェック17-03-01