なるには難易度 | 駐車監視員の資格を取得し、駐車違反の取り締まり業務を委託された企業で駐車監視員として採用されれば駐車監視員になることができる。 資格の取得はそれほど難しいものではない。 |
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年齢制限 | 特にはないが、駐車監視員として働いている人は高齢者が多い。 |
学歴 | 必要ない。 |
収入状況 | 月給で15万円~22万円程度。 |
駐車監視員とは
駐車監視員とは車両放置確認事務の業務(駐車違反)を行うみなし公務員。
警備会社などの民間企業に雇用され業務を行います。
2006年に発表された駐車監視員の数は約1600人。
交通違反をたくさん検挙すれば駐車監視員の収入が上がるわけではありません。
どんなに検挙数を増やしても駐車監視員に支払われる給与は一定です。
職業名 | 駐車監視員 | ||
名前 | グランドマスター | ||
年齢 | 34歳 | 年収 | 400万円 |
メッセージ |
職業名 | 駐車監視員 | ||
名前 | 久し振り | ||
年齢 | 50歳 | 年収 | 180万円 |
メッセージ |
職業名 | 駐車監視員 | ||
名前 | 日本行政の未来 | ||
年齢 | 51歳 | 年収 | 170万円 |
メッセージ |
仕事内容について
駐車監視員の主な仕事は駐車違反の取り締まりを行うことです。
駐車違反の取り締まりは、以前であれば警察官が行っていましたが、法制度が改正され現在では業務委託された民間企業に所属している駐車監視員が行っています。
※全ての駐車違反を駐車監視員が取り締まるわけではなく、指定された一部の地域のみ。それ以外の地域では以前と同様に警察官が駐車違反を取り締まっています。
実際の現場では2人以上1組で行い、駐車監視員が違反状態にある車を見つけた時点で違反となり「確認標章」(ステッカーの役割)を取付けます。
取り締まり方法も現代的になり、違反車をデジタルカメラで撮影し摘発を行います。
実際には明確に規定はされていませんが、取り締まり件数の目標数値(ノルマ)に近いものがあるそうです。
避けられないトラブル
駐車違反の取り締まり時には、違反者と遭遇して、トラブルになることも珍しくありません。
違反を認めてしまえば罰金が科され、免許の点数が引かれてしまうため、違反者に必死で抵抗されることもあります。
中には脅迫をしてきたり、暴力に訴えてくる違反者もいます。
暴力をふるわれるなど何らかのトラブルになった場合でも「みなし公務員」である駐車監視員の業務を妨害すれば公務執行妨害で相手を逮捕することができます。
※みなし公務員とは公務員ではないが、公務員としての扱いを受ける人のこと。
違反者とのトラブルに遭い続けることに耐えきれなくなり、駐車監視員を辞めてしまう人も少なくないそうです。
そのような事態になっても冷静に対処できる精神力の強い人に向いている職業と言えるでしょう。
勤務状況
取り締まり業務に曜日は関係なく、土曜日・日曜日も出勤になります。
シフト制が採用されるケースが多い。
勤務時間は勤務地の状況次第。
おおむね8時くらいから始まり、夜間・深夜に仕事を行うところもあります。
駐車監視員になるには
各都道府県が実施する2日間の駐車監視員資格者講習を受講する
修了考査を受ける(1週間後)
修了考査に合格
駐車監視員の資格を取得
一般の人のコース
駐車監視員になるには、一般の人はこちらのコースを選択することになります。
まず、各都道府県が開催する駐車監視員資格者講習を受講します。(2日間14時間)
講習受講後は修了考査を受験し、マークシート方式50問中45問以上(9割以上)の正答で合格となります。
合格率は70%以上でしっかりと対策しておけば、比較的合格しやすい試験であるといえるでしょう。
駐車監視員資格者講習の受講料は19000円。
以下の人は不可
・18歳未満の者。
・集団的に、又は常習的に暴力的不法行為その他の罪に当たる行為を行うおそれがあると認めるに足る相当な理由のある者。
・アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者。
認定考査
認定考査に合格
駐車監視員の資格を取得
認定考査コース
認定考査コースは誰でも受験できるものではなく、下記の条件にあてはまる人のみが受験することができます。
簡単にいえば、警察関係者コースとなります。
ちなみに、認定考査のレベルは駐車監視員資格者講習と同様です。
◇道路交通関係法令規程の違反の取締りに関する事務に従事した期間が通算して3年以上である者
◇確認事務における管理者又は監督的地位にあった期間が通算して5年以上である者
◇上記の条件と同等の経歴を有する者
認定考査において基準点以上の点数(90点)で合格となり、駐車監視員の資格を取得することができます。
駐車監視員として働くための注意点
駐車監視員の資格を取得しただけでは、駐車監視員として働くことはできません。
警察から業務委託を受けた法人に雇用されて初めて駐車監視員として仕事をすることができます。
(資格を取得しただけでは、駐車監視員として活動できない。)
駐車監視員になりやすい進学先
18歳以上であれば、資格は取得できるため、特になりやすい進学先はありません。
主な就職先
駐車違反の取り締まり業務を請け負っている企業。警備会社など。
収入について
駐車監視員は、警備会社などの取り締まり業務の委託を受けた企業で雇用され働いています。
そのため、収入は勤務している会社次第。
実際の数字で言えば、月給15万円~22万円くらいが一般的な数字のようです。
駐車監視員の雇用形態
正社員採用は少なく、契約社員・アルバイトなどが多い。
警察側と会社との業務委託契約が1年や数年単位で契約されることが多いため、正社員として長期採用が行われにくい。
-更新13-03-01 -チェック16-11-01