| なるには難易度 | ボクシングジムに入会し、厳しいトレーニングを行い、プロテストに合格する必要がある。 プロテストに合格するには相当な努力が求められる。 | 
|---|---|
| 年齢制限 | プロボクサー新人テストの年齢制限は満32歳まで。 | 
| 学歴 | 学歴は必要ない。 | 
| 収入状況 | 下は4回戦ボーイでワンマッチ6万円。 マニーパッキャオやフロイドメイウェザーjrなど時代を代表するスーパースターならワンマッチ10億円以上。 | 
プロボクサーとは

プロボクサーとはプロライセンスを所持し、ボクシングの試合を行うことでファイトマネーを得るボクサーのこと。 プロとしての登録者は約3000人。
世界チャンピオンになれば誰もが憧れるチャンピオンベルトを手に入れることができますが、実施団体から自動的にもらえるものではなく、自身で3000ドルほどを支払い実施団体から購入します。
  
階級について
階級は17種類あり、軽い方から
    
    ミニマム級(47.61キロ以下)
    ライトフライ級(47.61~48.97)
    フライ級(48.97~50.80)
    スーパーフライ級(50.80~52.16)
    バンタム級(52.16~53.52)
    スーパーバンタム級(53.52~55.34)
    フェザー級(55.34~57.15)
    スーパーフェザー級(57.15~58.97)
    ライト級(58.97~61.23)
    スーパーライト級(61.23~63.50)
    ウェルター級(63.50~66.68)
    スーパーウェルター級(66.68~69.85)
    ミドル級(69.85~72.57)
    スーパーミドル級(72.57~76.20)
    ライトヘビー級(76.20~79.38)
    クルーザー級(79.38~86.18)
    ヘビー級(86.18キロ以上)
仕事内容

プロボクサーは日々練習に励み、リングで戦います。
    強ければ強いほど、すべてがうまくいく職業。とにかく強さがすべて。
試合前に対戦するボクサー同士が、会見場などで相手を挑発する言動を見かけますが、ほとんどはパフォーマンス。
    試合前にトラブルを起こすことによって試合を盛り上げようとしています。 
    圧倒的な強さも絶対に必要な要素ですが、試合を盛り上げるパフォーマンス能力もボクサーとしての成功には必要な能力といえます。
以前はWBAとWBCのみを正式なボクシング団体と認定していましたが、現在ではWBA、WBC、IBF、WBOの4団体が認定されています。

ボクシングジムに通う
    
    プロテストを受験
  
    合格
  
    プロボクサー
プロボクサーになるには
プロボクサーになるにはライセンスを取得するためにプロテストを受験し、合格する必要があります。
    プロテストはジムに所属していないと受験できないため、プロボクサーを目指すなら、まずはジムに通う必要があります。
    ジムに入会し、しっかりとトレーニング行い、基礎力をつけることができれば早い人で3ヶ月程度でプロテストを受験させてもらうことができます。
    3ヶ月は最短クラスの場合であり、普通に練習していればそれ以上の時間がかかることがほとんど。
 プロテストの内容は2Rのスパーリングと筆記試験。
    筆記試験に関してはかなり容易であり、普通にしていれば問題はないレベルの試験。
    スパーリングでは2Rを行い勝ち負けなどはなく、基本的な技術や体力が審査され、ある一定の基準に達していれば合格となります。
プロテストの合格率は60%程度。
東京地区ではプロテストは毎月開催されている。
【問い合わせ】日本ボクシングコミッション
【受験資格】

1.満17歳から満32歳までの男女(申込時に満32歳であれば受験可)
2.コミッションドクターによる健康診断に合格した者
(B型肝炎検査、頭部CT検査※30歳以上の者はCTに代わり頭部MRI検査、女子はテスト日から30日前以内の妊娠反応検査含む)
3.受験地における各地区ボクシング協会加盟ジムに所属している者 

所属するジムについて
プロボクサーになるだけならどこのジムでも問題はありませんが、世界チャンピオンを目指すのならある程度有名なジムに所属する必要があります(帝拳ジムや協栄ジムなど)。
 理由は簡単で、世界戦を開催するには、お金(ファイトマネー・団体への承認料・ジャッジを招聘する費用など)や人気、人脈などが必要になるため。
    残念ながら、小さなジムでは世界戦を開催するだけの力がないのが現状です。

収入状況
ボクサーの収入はかなり厳しい状況。
    ファイトマネーはC級ボクサーで6万円程度、B級で10万円程度、A級で15万円程度で、更にそこから所属ジムに3分の1程度が引かれ、残りの金額がボクサーの取り分となります。
 どのボクサーも日本チャンピオン程度ではボクシング一本で食べていくことはできず、ほとんどの人がアルバイトなどで収入を得ています。
    試合でもらえるファイトマネーは毎日の練習時間から時給に換算してみると、ほとんどタダのような金額ですが、やりがいを求めてボクシングジムの扉をたたく若者は後を絶ちません。 
    それほど魅力的なスポーツなのだといえます。
 世界チャンピオンになって初めてある程度のファイトマネーがもらえるのが現状。
    世界戦になると1000万円以上のファイトマネーが支給される事もありますが、世界チャンピオンであり続ける必要があり、負けてしまえば・・。
    世界チャンピオンになってもアルバイトを続けている人もいます。
    プロボクサーの収入状況はそれくらい厳しい。
人気ボクサーであれば

ただ、例外もあります。
    辰吉選手や亀田三兄弟のようなパフォーマンスが派手な、人気のあるボクサーの収入はかなりのもので、ワンマッチに数千万のお金が動きます。
亀田三兄弟に関しては、すでに新人の頃からしっかりとしたスポンサーがついており、アルバイトをすることなく練習に打ち込める環境が用意されていて、他の新人ボクサーとは待遇が雲泥の差でした。
彼らのような人気ボクサーになれば、CM出演やグッズ、テレビの放映権料などで年収は億単位になります。
海外の有名ボクサーのファイトマネーは桁違い

海外に目を向けてみると、人気ボクサーのマニーパッキャオ、フロイドメイウェザージュニア、マイク・タイソン、オスカー・デラホーヤクラスになるとファイトマネーは1試合10億円以上であり、日本の状況とは比べ物にならないほど高額。
アメリカで試合ができるくらいの人気ボクサーになれば、高額なファイトマネーを手に入れることができるでしょう。
-更新13-02-01 -チェック18-06-01