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競馬の騎手(ジョッキー)

なるには難易度 ジョッキーになるには競馬学校に入学する必要があるが、競争倍率は例年10倍~30倍程度で入学難易度は高い。
年齢制限 中学卒業から20歳まで。
ただし、年齢が高くなる毎になることが難しくなるため、早めの対策が必要。
学歴 中学校卒業以上。
収入状況 リーディングを争うような、中央競馬のトップジョッキーなら年収は1億円以上。
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職業データ

競馬の騎手(ジョッキー)とは

ジョッキーとは公営競技である競馬において競走馬に騎乗する人の事をいいます。

競馬には日本中央競馬会が主催する中央競馬と、地方公共団体が主催する地方競馬があります。
ダービーや有馬記念などのG1といわれる有名なレースは中央競馬で開催されています。
騎手免許の有効期限は1年。

サラブレッドは時速60㎞のスピードでターフを駆け抜けます。
その為、落馬をしようものなら大けがは確実で、半身不随になったり、最悪のケースでは死亡することもあります。

競馬の騎手(ジョッキー)の職業体験談

まだ体験談は投稿されていません。
皆さんの投稿をお待ちしております。

競馬の騎手(ジョッキー)の仕事内容

仕事内容

競走馬に騎乗し、レースの勝利を目指すことがジョッキーの仕事です。
その馬の特性を理解し、いかにして速くゴールするかが腕の見せ所。
また、レースがない日は主に早朝から調教を行い、馬の能力や特性を研究します。

ジョッキーは実力主義

ジョッキーの世界は実力だけがモノを言う世界です。
実力のあるジョッキーには騎乗依頼が集中し、良い馬に乗ることができ、勝ち鞍を重ねることができます。
反対に冴えないジョッキーには騎乗依頼は少なく、依頼があっても能力の低い馬にしか乗ることができず、強い者はより強く、弱い者はより弱くなっていく傾向にあります。

有名なG1レースの上位人気馬には、必ずと言っていいほどリーディング上位のジョッキーが騎乗しています。
重賞レースで、無名の騎手に有力馬の騎乗依頼がくることはほとんどありません。

引退と勤務時間

騎手の引退の平均年齢は30代後半。
引退後は調教師など関係する職業に就くことが多いようです。

勤務時間はレース時はレースに応じて、レース以外の日は早朝からの調教があります。
土日のレース明けの月曜日はお休みとなります。

競馬の騎手(ジョッキー)のなり方・仕事のつき方

競馬の騎手(ジョッキー)になるには

日本で騎手(ジョッキー)になるには、騎手免許が必要になります。 騎手免許の発行元には、日本中央競馬会(中央競馬)・地方競馬全国協会(地方競馬)の2団体があり、取得ルートも異なります。

中央競馬のジョッキーになるには

中学卒業
(義務教育修了~20歳未満)

競馬学校(3年)

騎手免許試験合格

中央競馬の騎手

中央競馬の場合は全寮制の競馬学校(千葉県白井市)で3年間の課程を修了すれば、騎手免許試験を受験することができ、試験合格後には騎手免許が与えられ、ジョッキーとして活躍することができます。

競馬学校にはいくつかの受験資格があります。
・年齢が中学卒業見込みから20歳未満まで
・年齢に応じた体重制限(45㎏前後)
・視力(裸眼で0.8以上)

入学試験は第1次試験(筆記試験や面接など)と第2次試験(各種適性検査や保護者面接など)がありますが、試験当日の体重が規定よりオーバーしてしまっていると、その後の試験が受験できなくなるため注意が必要です。

筆記試験は中学校2年生程度の国語・社会の2科目が出題され、過去問も公開されています。
入学試験では実際に馬を使った試験項目があり、騎乗に対する適性が審査されます。
その為、乗馬経験があった方が都合が良いようですが、乗馬未経験から競馬学校に入学し、その後、騎手として活躍している方もいます。

年齢制限は20歳未満となっていますが、高校卒業後に合格した人は1人しかいません。
身体の成長との関係もあり、とにかく早めに受験する必要があるでしょう。
競馬学校の倍率は30倍以上(合格者15以内)。
3年間の学費は入学金と授業料、食事代で約360万円(平成19年度)。

地方競馬のジョッキーになるには

中学卒業

地方競馬教養センター(2年or6ヶ月)

騎手免許試験合格

地方競馬の騎手

地方競馬の場合は、全寮制の地方競馬教養センター(栃木県那須塩原市)で2年間ないし、半年の課程を修了すれば、騎手免許試験を受験することができ、試験合格後には騎手免許が与えられ、ジョッキーとして活躍することができます。
半年の短期過程は競馬場での厩務員や調教助手などの経歴者や海外の騎手免許を取得しレースに出走した騎手を対象にしているため、一般の人にはあまり関係がありません。

地方競馬教養センターの難易度も倍率10倍以上と高い(合格者15名以内)。
受験資格も競馬学校とほとんど同じです。
学費や食材費で約140万円(平成20年度)

試験科目(試験は地方競馬教養センターにて1泊2日で行われます)
(1)身体:体重の測定、視力、色別力及び聴力の検査並びに身体障害の有無の検査
(2)学力:一般教養(国語、数学、社会等)についての筆記試験(中学校卒業程度)

(3)運動機能検査
〔平衡性〕閉眼片足立ち
〔敏捷性〕サイドステップ、シャトルラン、ジャンプステップテスト
〔瞬発力〕垂直飛び
〔筋持久力〕上体起こし、懸垂
〔心肺持久性〕持久走(1,500m)
〔筋力〕握力、背筋力
〔柔軟性〕上体そらし、立位体前屈

(4)面接(個人):口頭試問等による騎手及び騎手候補生としての適正審査

競馬の騎手(ジョッキー)の年収・収入・給料は?

中央競馬の場合

リーディングジョッキーなら年収は2億円以上、その他のトップジョッキーも軒並み年収1億円を超えています。
中央競馬の騎手(ジョッキー)の平均年収は3000万円~4000万円程度。

ジョッキーの主な収入源はレース騎乗時に支給される騎乗手当と騎手奨励手当、レースの賞金の5%が支給される進上金です。
レースのランクによって決まっている騎乗手当と騎手奨励手当は、合わせて約4万円~約8万円が支給され、一日に数レース騎乗するだけでも結構な収入になります。

賞金1億5千万円の日本ダービーに優勝すれば、ジョッキーには賞金から750万円が支給されます。
その他にも、調教手当などがあり、戦績の良くない冴えない状況でも、中央競馬の騎手ならば生活に困ることはないとか。

地方競馬の場合

地方の場合は、地方競馬場の経営状況に左右されます。
存続が危ぶまれている地方競馬のジョッキーは、騎乗手当などの各種手当ても少なく厳しい状況。
地方競馬場のトップクラスのジョッキーでも、年収500~600万円程度しかもらえないところもあり、下位のジョッキーだと年収200万円以下のワーキングプアレベルの収入しかもらえないこともあるとか。
安定した生活を望むなら、中央競馬を目指したい。

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