職業ガイド>スポーツ系職業>な行の職業>なでしこリーグの選手
なるには難易度 | 学生時代に女子サッカー界で活躍し続け、スカウトを受ける必要がある。 なるためには恵まれた才能と努力が必要。 |
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年齢制限 | 最年少記録がINAC神戸の樫原選手の14歳(中学3年生) 澤穂希選手など30歳を超えてもプレーし続けている選手もいます。 ※2013年 |
学歴 | 必要ない。 |
収入状況 | プロ契約選手も存在しているが、ほとんどの選手がアルバイトやパートなど別の収入源を持っている。 |
なでしこリーグの選手とは
なでしこリーグは日本における女子サッカーのトップリーグ。
10のチームで対戦が行われています。
日本のサッカー女子日本代表のことを「なでしこジャパン」と言います。
【なでしこリーグ(2012)】
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・浦和レッドダイヤモンズレディース
・ASエルフェン狭山FC
・ジェフユナイテッド市原・千葉レディース
・日テレ・ベレーザ
・アルビレックス新潟レディース
・伊賀フットボールクラブくノ一
・スペランツァFC大阪高槻
・INAC神戸レオネッサ
・岡山湯郷Belle
・福岡J・アンクラス
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【チャレンジリーグ】
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・ベガルタ仙台レディース
・常盤木学園高等学校
・JFAアカデミー福島
・スフィーダ世田谷FC
・日本体育大学女子サッカー部
・JAPANサッカーカレッジレディース
・AC長野パルセイロ・レディース
・静岡産業大学磐田ボニータ
・バニーズ京都SC
・FC高梁吉備国際大学Charme
・愛媛FCレディース
・ジュブリーレ鹿児島
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仕事内容
日本女子サッカーリーグ(通称なでしこリーグ)が女子サッカーのトップリーグです。
男子サッカー選手と同様に女子選手達も毎日練習に励みます。
女子といえども、練習の内容自体に男子との差はありません。
なでしこのほとんどはアマチュア
プロサッカーリーグのJリーグとは異なり、なでしこリーグのほとんどの選手はアマチュアとして活動しています。
年俸が高く、サッカーに打ち込める環境が整備されているJリーグとは待遇が全く異なり、なでしこリーガーのほとんどが昼間は社会人として、提携するスーパーなどのスポンサー企業で働いています。
そのため、練習は仕事を終えた夕方や夜に行っています。
仕事をして練習、仕事をして練習、その繰り返しとなるため、体力的にも精神的にも強さが求められる職業です。
サッカーチームで活躍
能力が認められなでしこリーグのチームに所属
なでしこリーグの選手
なでしこリーグの選手になるには
なでしこリーグに所属しているチームには、女子サッカーの下部組織(ユースなど)があります。
そこに所属し、トップチームにステップアップするルート。
また、中学や高校、大学で女子サッカー部に入部し、そこからなでしこリーガーにステップアップするルートがあります。
近くに女子サッカーの団体が存在しないために、男子のサッカー部に入部し活動している女子サッカー選手もいます。
どのルートを選ぶにしても、男子同様に小さな頃からの努力が必要になるでしょう。
プロ契約は厳しい
なでしこリーガーになれたとしても、プロ契約はかなり難しく、ほとんどがアマチュアのままでプレーをすることになります。
プロ選手はアテネ五輪時にはMF沢穂希選手1人でしたが、北京五輪時には日テレ・ベレーザに所属するFW大野忍選手、MF加藤興恵選手、浦和レッズ・レディースのDF柳田美幸選手、DF安藤梢選手、DF矢野喬子選手、INACレオネッサのMF原歩選手と7人に増加しました。
2011年の女子ワールドカップ優勝の影響で、2012年のロンドン五輪時には、なでしこJAPANへの待遇が格段に向上し、ほとんどすべての代表選手がプロ契約、またはスポンサー契約を結んでいます。
18人中、プロ契約13人・チームスポンサーとの直接契約4人・岩淵選手のみ大学生。
以前は代表選手ですら、アルバイトが必須の環境でしたが、なでしこJAPANの活躍の影響で女子サッカー界の待遇は大幅に向上してきています。
収入について
2011年女子ワールドカップを制覇した、なでしこジャパン(女子日本代表)の中でプロ契約を交わしているのは16人中5人でした。
ワールドカップに優勝したことをきっかけに女子サッカーの知名度が高まり、2012年のオリンピック時には、ほぼすべての代表選手がプロ契約・スポンサー契約を結べるほどに待遇が向上しました。
なでしこリーグに所属する選手の平均年収は240万円ほど(サッカー以外の収入も含む)。
日本のトッププレイヤーである沢穂希選手でも年俸約600万円(2012年)程度と言われています。
代表選手クラス以外の、ほとんどのなでしこリーガーがプロ契約はできず、昼間は別の仕事をしながら活動しています。
そのため、収入は本業次第。
時間に融通の利きやすいアルバイトや契約社員として働いているケースも多く、収入状況は男子のプロサッカー選手に比べてかなり低い状況。
-更新13-06-01 -チェック18-06-01