職業ガイド>スポーツ系職業>さ行の職業> スポーツ選手のスカウト
なるには難易度 | まずはスカウトを担当するスポーツでそれなりの実績を築く必要がある。 球団関係者以外はほぼ不可能で採用人数自体も少なく、なることは相当難しい。 |
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年齢制限 | 選手を引退してからスカウトになるため、30歳以上の年齢になる。 |
学歴 | 特に必要とはされない。 |
収入状況 | 球団職員としての給与が支給される。 |
スポーツ選手のスカウト とは
スポーツ選手のスカウトとは、有望選手の発掘を主な仕事としているプロ野球やJリーグの球団に所属している職員の事をいいます。
1球団に数人程度が一般的ですが、正確なスカウトの数は不明です。
仕事内容
スカウトの仕事は全国や海外でプレーしている有力選手を見つけ出し、自身のチームに入団させることです。
選手の特徴とチームの方針を加味し、うまくチームにフィットするかを照らし合わせながらオファーを出すか否かを決定します。
獲得希望選手が決まれば本人の意向や家族の状況など身辺調査を行い、入団してもらえるように条件の提示や説得工作を行っていきます。
人脈が全て
サッカーでも野球でもスカウト網は全国各地に散りばめられていますが、わずか数人のスカウトでは全てをフォローすることはできません。
有力選手が現われた場合には自身に連絡をしてもらえるよう、全国各地の有力者との人脈を構築することが何よりも大事な仕事になります。
また、有力選手を数多く輩出する強豪チームには練習の段階から頻繁に挨拶回りを行うこともあります。
スカウトの喜びとつらさ
スカウトが一番うれしいのは自身が発掘した選手が試合で活躍した時。
そして、一番辛いのが入団させた選手が引退した時。
どんなに有能なスカウトであったとしても入団させた選手のほとんどは一線級で活躍することなく引退していきます。
仕方のない事ではありますが、解雇選手が決められるシーズンの終盤には毎年やりきれない気持ちになるそうです。
選手として活動する
スカウトとして採用
スポーツ選手のスカウトになるには
プロ球団のスカウトはプロ選手が引退した後になることがほとんどで、一般公募はされていません。採用自体も欠員が出た時以外は基本的に行われません。
そのため球団関係者以外がなることはほとんど不可能です。
まずはプロ野球選手やJリーガーとして実績を積むことが第一になるでしょう。
人柄や適性、球団への貢献度などから上層部が判断し、スカウトへの転身がオファーされるのが通常です。
プロ選手以外からスカウトになる人もいますが、アマチュアでの経験者やユースなど下部組織の出身者がほとんどです。
実際にプレーしたことのない人物が有能な人材を見極められるとは考えにくく、プロ選手や経験者が優遇されるのは当然のことといえます。
収入状況について
詳細な年収は不明ですが、プロ選手のような数千万の年収は不可能です。
身分としては球団職員となるため、実績や経験にも左右されますが、一般のサラリーマンに近い給与体系が採用されていると思われます。
-更新13-02-01 -チェック18-11-01