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臨床心理士
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この職業に就くにはどうしたらいいですか?
臨床心理士指定大学院に入学し、2年間在学した上で修了することが必須要件です。
その後、1種指定大学院であれば、すぐに臨床心理士試験を受験することができますが、2種指定大学院であれば、さらに1年以上の実務経験を積んだ上で、臨床心理士試験を受験することができます。
試験に合格すれば、臨床心理士としてお仕事をすることができるようになります。
大学院を修了する必要があるので、若くても24歳から働き始めることになります。
1日の勤務時間や残業、休日の状況は?
病院勤務やクリニックで勤務する場合は、1日8時間ぐらい、土日はお休みというパターンが多いようです。
学校でスクールカウンセラーとして勤務する場合は、週に2、3回、1日5時間などの非常勤勤務です。
土日は研修や学会に参加することもあり、向上心の強い方はほとんど土日は勉強会に出向いているようです。
仕事内容、きっかけ、やりがい、マイナス面など
病院勤務の場合は、精神科ドクターの補助的業務です。
初診の患者さんの受理面接を行ったり、心理検査を行い、ドクターに所見を伝えます。
その他、親子同伴の患者さんの場合は、子どもさんの相手をすることもあります。
学校でのスクールカウンセラー勤務では、学校の相談室で子どもさんの相談を受けたり、ときには学校内をうろうろして、子どもたちの様子を観察することもお仕事です。
学校の先生へのアドバイスを求められることもあります。
大学で心理学を専攻していたので、そのままの流れで大学院に進学し、臨床心理士の資格を取得しました。
心理検査をしっかりできる心理士になりたかったので、精神科クリニックで勤めています。
やってて良かったなと思う瞬間は、自分の心理検査や受理面接の所見がわかりやすかった、とドクターに言ってもらえたとき。
患者さんに、また話を聞いてもらいたいと言われたとき。
どちらも、心理士としてお役に立てたかなと思ってうれしいです。
お給料はそれほど高くありません。
大学院まで出たのに、他の高卒で働いている事務職の方の方がお給料は良いみたいです。
他にも、心理検査の勉強会や学会があると出かけていきますが、交通費、参加費、全部自分持ちです。
常に勉強は必要で、出ていくお金も多いのに、入ってくるお金は微々たるものです。
この職業に就きたい人へのメッセージ
臨床心理士は、大学院を修了しなければならないので、時間もお金もかかる仕事です。
やりがいはありますが、ある程度の覚悟は必要です。
それでも、今後需要が高まってくる領域だと思うので、将来性にかけてみたい人にはおすすめのお仕事です。
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