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高校教師
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大福まんじゅうさんの体験記
各種データ
この職業に多い雇用形態
働いている人に多い学歴
この職業・業界の男女比
働いている人に多い年齢層
この職業に就くにはどうしたらいいですか?
大学へ行き教職課程を履修して教員免許(高校)をとることが必須です。ただし、ただ教員免許を持っていただけでは教壇に立つことはできません。都道府県の教員採用試験、あるいは私立学校の採用試験を受けて合格しなければなりません。
年齢は大学を卒業しておれば問題ありませんが、都道府県によっては年齢制限がありますから、各自治体の採用要綱を調べてその年齢までに試験を受けて合格してください。
ストレートで合格する人はあまりいませんから、採用されるのは24,5才の人が多いのではないでしょうか。
1日の勤務時間や残業、休日の状況は?
私の場合は県立高校に勤めていますので、勤務時間は公務員並みの8時間が基本です。しかし、定時に帰れることは稀で残業は致し方ないと思います。夜の8時、9時になる学校も多いです。ちなみに残業代はつきません。
クラブの顧問をやっていれば休日出勤もざらです。申請すればわずかの手当ては出ますが、ボランティアだと思っていた方がいいでしょう。文科系のクラブの顧問の場合は休日出勤の割合はそれほど多くはありません。
仕事内容、きっかけ、やりがい、マイナス面など
基本は週に16~18時間の授業と校務分掌があります。校務分掌は単年度ごとに変わり、進路、生徒指導、教務、総務、保健、図書などの業務をします。
放課後にはクラブ指導が待っています。
進学校などでは長期休暇中の補習、早朝、放課後の補講などが割り当てられることがあります。
子供の頃から教師があこがれの職業でした。中でも高校教師を選んだのは、大学で学んだ専門の科目(私の場合は日本史)を最大限に生かせると思ったからです。
教師をやるかたわら自分の研究を進めている人多いので、そのようなライフスタイルを送りたい人には向いていると思います。
入学した生徒が卒業していく時には、ひとしおの感激があります。人を育てる仕事ですので成果はすぐに表れるものではありませんが、それでも学校を巣立っていく生徒を見るとこの仕事をやっていてよかったと思います。
すべての生徒・保護者が素直に指導にのってくるとは限りません。その点で悩むことも多いと思います。しかし、最後まで自分の信念を貫いておればどのような困難や苦労にも耐えることが出来ると思います。
マイナス面はまったくありません。
この職業に就きたい人へのメッセージ
まずはしっかりと専門の勉強をしてください。できれば何か一つ自信を持って指導できるクラブを見つけておくと何かと楽です。特に指導できるものがない場合は、その年によっていろいろなクラブ顧問をさせられ苦労すると思います。
あと、教師は話す技術が必要です。たとえどれほど高い知識を持っていても、それを伝える手段がないと生徒には自分の思いが伝わりません。人前で話す訓練をしておくことが大事です。
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