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画家

なるには難易度 画家として、絵を描くことだけで生計を立てられるレベルにはなかなかなれない。
ほとんどの画家は他に仕事をしながら創作活動を行っている。
年齢制限 制限はない。
学歴 必要ない。
収入状況 絵を販売して収入を得ることはかなり難しい。
ほとんどの画家が十分な収入を得ていないのが実情。
トップクラスの例では、日本人人気画家である奈良美智さんの絵がオークションに出品されれば、1枚、数千万円で落札されることも。
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職業データ

画家とは

画家とは油絵や日本画、洋画などの絵を描く人のことをいいます。
ただ、画家と一言でいっても、実際のところの「画家」の定義はあいまいです。
プロとして絵を描くことのみで生計を立てている人は間違いなく画家といえますが、趣味で描いている人も画家と認められるため、世界中、日本中にどのくらい「画家」が存在しているのかは不明です。

絵の種類には日本画、洋画など、いくつかの種類があります。
◇日本画:墨で書かれているような日本独特の絵画
◇洋画:西洋で作製された絵画のこと。

絵画の値段

絵画の落札額の最高額はグスタフ・クリムトの「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像画」で150億円以上で落札されました。
バブル時代にはとある日本人資産家が、有名画家ゴッホの「医師ガシェの肖像」を120億円以上で購入したこともあります。

【関連リンク】 二科会 日展

画家の職業体験談

画家の仕事内容

仕事内容について

画家の仕事内容はとにかくすばらしい絵を描くこと。
また、個展を開いたり、絵画のコンクールに応募したりと外部に向けて自身の作品をアピールすることも大事な仕事のひとつです。

画家とは切っても切り離せない「画商」(絵を売ってくれる人)とのつきあいも重要で、少なからず営業努力も必要です。

成功には年月が必要

画家の世界では20代など、若くして活躍するケースは多くはありません。
能力が認められるにしても、年々、ゆるやかに評価が上がっていく事が多いようです。

絵画は作者が亡くなってから、評価が上昇することも多く、かの有名なゴッホも生前は絵がほとんど売れず、彼が亡くなった後に高い評価を受けるようになりました。

画家のなり方・仕事のつき方

特に必要な学歴・資格などは無し
矢印
画家

画家になるには

画家になるために特に必要なものはなく、なり方もさまざまです。
ひとつ言えることは、素晴らしいと感じて貰える絵を描くことが全てです。

画家のなり方には代表的なルートには次のような例があります。

◇個展を開いたり、日展などの賞・展覧会・コンクールに応募、入選することによって画家としての評価を高める。
◇有名な画家の弟子になり、師匠からさまざまなことを学び画家として活動する。

昔は美術系の学校などに通わず、独学で画家になった人も多かったようですが、現在は何らかの形で美術系の大学・短大・専門学校などの各種学校に進学し、知識と技能を習得した人が多いようです。

珍しいなり方

珍しいなり方としては、「ジミー大西」さんのように人気お笑い芸人から画家に転身する人もいます。

画家になりやすい進学先

進学先としては、各種美術学校を視野に入れておいた方が良いでしょう。
4年制美術大学の入学難易度は高いため、高校時にしっかりと絵の学習をしておきましょう。
入学のために何年も浪人する人も珍しくはありません。
試験対策として、美術系大学に進学するための塾を活用する人が多いようです。

ちなみに美術大学で一番難しいのは東京芸術大学といわれています。
※またの名を美術界の東京大学。

画家の年収・収入・給料は?

収入について

一般的に画家の収入状況は悪く、絵を描くだけで生活している人はほとんどいません。
国から勲章をもらったり、大きな賞をいくつも獲得しているような、評価の高い有名画家なら一枚あたり数百万以上で売れることもありますが、ほとんどの人は、他の仕事を持ちながら創作活動を続けていて、絵画だけの収入では生活できない状況の人がほとんど。

画家と画商

ある程度、画家としての力がついてくると、画商がつくようになります。
画商は画家の絵をお客に販売する専門家ですが、その画商の能力・販売力も重要で、良い画商がつくことが成功への近道だとか。
※簡単に言えば、画商とは画家の代わりに絵を売る人。

もちろん、良い画商がつくかつかないかは、その画家の能力次第。
画家は画商に頼まれて個展などに絵を出品しますが、その場合は委託販売の形が多い。
委託販売とはあくまで販売を請け負っているだけで、絵が売れればその料金を支払ってくれますが、売れなければその商品、つまり絵を作者の元に返却するだけで、画家には一銭も入りません。

画商が買い取る形で個展などに出品するケースもありますが、そのような恵まれた状況は有名画家に限っての話。
画家の世界は完全に実力主義のようです。

日本人有名画家の作品なら

国内外で人気の高い奈良美智さんの作品がオークションに出品された場合には数千万円の落札金額になることも珍しくありません。

◇Missing in action 約108万ドル(約9700万円)
◇ランナウエー・ベイビー 約20万ドル(約1800万円)

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