なるには難易度 | 大学まで進学し、教職免許を取得する必要がある。 その後、教員の採用試験に合格する必要があり、なるためには学生時代に相応の努力が求められる。 |
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年齢制限 | 45歳未満としている自治体が多い。 |
学歴 | 基本的に大卒以上の学歴が求められる。 |
収入状況 | 高校教員の平均年収は約700万円。 収入的には恵まれている職業と言える。 |
高校教師とは
高校教師とは高等学校に勤務し、生徒に対して授業や生活指導などを行う職業。
高校には主に全日制と定時制、通信制があります。
高校教師の男女比は男性:7 女性:3。
高校教師の仕事について
高校では各教科ごとの専門の教員が授業を行います。
わかりやすい指導が求められ、授業の下準備にも多くの時間を必要とします。
ほとんどが高校へと進学する中学校とは違い、進学や就職など高校卒業後の選択肢は数多くあります。
生徒の適性や家庭の事情などをふまえて、よりよい進路指導を行う必要があり、責任の重い職業だと言えるでしょう。
近年は「疲れて」しまう先生も増加傾向に
「大人」への成長の過程で生徒は精神的に不安定になりやすく、思春期特有の問題にも大きく注意を払う必要があります。
やりがいのある職業ですが、思春期の生徒への対応は簡単ではなく、悩んでいるうちに精神的に参ってしまい、ドロップアウトをしたり、鬱病になってしまう先生も少なくないといいます。
勤務状況について
勤務時間は朝から夜まで。
土曜日曜祝日は基本的に休日になります。
※学校の規定による。
授業以外の時間も授業の下準備や学校行事・PTA活動などで忙しい日々を過ごします。
クラブの顧問になった場合などは、休みの日まで仕事をすることになります。
休日の場合のクラブ活動などの特殊勤務手当は1000円程度。
公立高校の場合は、採用地域内での異動があります。
大学・大学院などで教員免許を取得する
(国公立) 公務員としての採用試験を受験、合格
(私立) 学校が実施する独自の採用試験を受験、合格
高校教師
高校教師になるには
まず、大学などで教員免許を取得し、国公立高校ならば地方自治体の採用試験を、私立ならば各学校が実施する採用試験を受験し、合格すれば高校の先生になることができます。
大学は教職課程があればどこでも問題なく、教育大学・教育学部である必要はありません。
教職課程がない大学は不可。通信制の大学でも教員免許の取得は可能です。
『教員免許の種類』
・専修免許状(大学院以上)
・1種免許状(大学以上)
高校教師になるためには、どの種類の免許でも問題ありませんが、学歴(学士や修士など)によって収入には差がつけられています。
地方時自治体の採用試験(公務員試験)では年齢制限が45歳となっているところが多い。
採用試験について
採用試験は一次試験が学力試験、二次試験が人物試験の自治体が多い。
採用倍率は年度や地域などによってばらつきがありますが、最近の傾向として募集は増加傾向にあります。(団塊の世代の退職や少人数制学級の影響など)
文部科学省公立学校教員採用試験の実施状況
私立高校は、各学校が独自に開催する採用試験を受験・合格する必要があります。
収入について
国公立高校の場合は公務員の規定によって、私立高校の場合は学校独自の規定によって決定されます。
平成24年の高校教師の平均年収は約690万円。
多感な高校生を指導するという大変さはありますが、収入的には恵まれている職業と言えるでしょう。
平成24年 | 男 | 女 | 合計 |
平均年齢 | 44.8歳 | 41.1歳 | 43.6歳 |
勤続年数 | 16.1年 | 12.5年 | 15.0年 |
労働時間 | 166時間 | 165時間 | 166時間 |
超過実労働時間 | 2時間 | 2時間 | 2時間 |
平均月収 | 45万円 | 38.8万円 | 43.1万円 |
平均賞与(ボーナス) | 181.5万円 | 152.5万円 | 172.6万円 |
平均年収 | 721.5万円 | 618.1万円 | 689.8万円 |
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