なるには難易度 | 栄養士免許を取得後、国家試験に合格する必要がある。 合格率は30%~50%程度とそれなりの難易度。 |
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年齢制限 | 制限は設定されていない。 |
学歴 | なるために必要な学歴はない。 |
収入状況 | 平均年収は300万円~400万円程度。 |
管理栄養士とは
管理栄養士とは厚生労働省の免許を受けた栄養の専門家。
傷病者に対する栄養指導や健康の維持のための給食管理など、高度な指導を行います。
栄養士の上位資格。
法律で一定規模以上の食事を提供する施設には、管理栄養士をおくことが定められています。
栄養士、管理栄養士のほとんどが女性。
仕事内容について
栄養士・管理栄養士は病院や福祉施設などの給食施設において、食生活の相談を受けたり、栄養指導、栄養を考えた献立を考えることなどが主な仕事になります。
食材の発注から、調理、盛りつけまで、時には、調理師さんと一緒に作業をすることもあります。
勤務時間と就職先について
主な就職先には病院、学校、福祉施設、保健所、工場などがあります。
管理栄養士との違い
管理栄養士と栄養士、どちらも栄養学のスペシャリストです。
とてもよく似た名称ですが、「管理」とついていることからも予想ができるように、管理栄養士の方が上級資格で栄養士よりも広範囲で専門的な職務を担当します。
※傷病者の栄養指導や1回300食以上を提供する施設などで管理栄養士の設置が求められる。
また、栄養士は厨房などで働くことが多く、管理栄養士は栄養指導などのデスクワークが中心となります。
ただ、勤務先の状況によっては、管理栄養士と栄養士の境界線があいまいになることも多いそうです。
管理栄養士養成施設(修業年限4年)
(栄養士免許・管理栄養士国家試験受験資格取得)
管理栄養士国家試験
合格
管理栄養士
栄養士養成施設卒業
(修業年限2年・3年・4年があります)
栄養士免許取得
実務経験
(実務経験3年・2年・1年)
管理栄養士国家試験
合格
管理栄養士
管理栄養士になるには
栄養士免許を取得後、受験資格を満たし、管理栄養士国家試験に合格すれば管理栄養士になることができます。
まずは、「栄養士」資格の取得が必要です。
管理栄養士への2つのルート
資格の取得には以下の2つのルートがあります。
・管理栄養士養成施設ルート
・栄養士養成施設ルート
◇管理栄養士養成施設(修業年限4年)
卒業すれば、栄養士免許を取得でき、同時に管理栄養士国家試験の受験資格も得られます。
その後、国家試験に合格すれば管理栄養士となります。合格率は30%~50%前後。
◇栄養士養成施設
卒業し、栄養士免許を取得した人は、その養成施設の修業年限に応じて実務経験を積む必要があります。
修業年限2年→実務経験3年以上
修業年限3年→実務経験2年以上
修業年限4年→実務経験1年以上
実務経験の受験資格を満たせば、管理栄養士国家試験を受験することができ、合格すれば管理栄養士になることができます。
収入について
栄養士の平均年収は約320万円。
※平成24年賃金構造基本統計調査
管理栄養士に限定した年収データはありませんが、栄養士の上位資格である管理栄養士は、この数字よりも若干良い程度(300万円~400万円)だと言われています。
平成24年 項目 | 男 | 女 | 合計 |
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平均年齢 | 31.8歳 | 33.5歳 | 33.4歳 |
勤続年数 | 4.9年 | 6.2年 | 6.1年 |
労働時間 | 168時間 | 169時間 | 169時間 |
超過実労働時間 | 13時間 | 6時間 | 7時間 |
平均月収 | 26.1万円 | 22.5万円 | 22.7万円 |
平均賞与(ボーナス) | 53.7万円 | 51.1万円 | 51.3万円 |
平均年収 | 366.9万円 | 321.1万円 | 323.7万円 |
-更新13-03-01 -チェック17-03-01