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なるには難易度 | マジシャンとしてのスキルとそれを披露するステージを確保する必要がある。 十分な生業とする事はなかなか難しい。 |
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年齢制限 | 年齢制限はない。 |
学歴 | 必要とされない。 |
収入状況 | 1ステージあたりギャラなしから数百万円・数千万円レベルまでマジシャンとしての知名度や能力次第。 |
マジシャン・手品師とは
マジシャン・手品師とはステージでマジックを披露する職業です。
【代表的な有名マジシャン】
・ミスターマリック
・セロ
・引田天功
・前田知洋
・KiLa
・ふじいあきら
・マギー審司
・山上兄弟
・デビット・カッパーフィールド
有名な「デビット・カッパーフィールド」レベルになるとジャンボジェット機を消し去ったり、万里の長城を通過したりと奇想天外なマジックを披露し、1ステージで億単位の報酬が支給されるようです。
マジシャン・手品師の仕事
マジシャンの仕事は、ステージやマジックバーなどでマジックを披露する事です。
当たるはずのないトランプのナンバーを当てたり、ボックスを使用して胴体と身体を切り離したりとお客さんを幻想的な世界へいざないます。
ステージについて
・マジックバー、バー
・結婚式場
・ホテルの宴会
・小学校
・老人施設
・お花見やパーティーなどの余興
・デパートや遊園地
・レストラン
‥など
売れる秘訣は
マジシャンはただ「マジック」だけを魅せるのではありません。
マジックを魅せるまでの雰囲気作りや立ち居振る舞いなど、全てが伏線となり演出となります。
ミスターマリックさんのようにサングラスに黒装束で怪しさを演出したり、引田天功さんのように幻想的なメイクと衣装を身にまとったりと、強い「キャラクター」をつくりあげる事でよりマジック自体の魅力を増幅させることができます。
全体を通したプロデュース能力が高い人ほどオファーが増加しやすく、売れるためのポイントだといいます。
マジックスキルを高める
マジシャン・手品師
マジシャン・手品師になるには
マジシャンになるには、まずは人前で披露できるレベルまでマジックのスキルを高める事が大前提になります。
資格や学歴は必要ありません。
マジックスキルを高めるにはいくつかの方法があります。
・書籍やビデオなどを活用して独学で勉強する。
・有名マジシャンに弟子入りする。
・マジックサークルなどに所属する。
どこかで見た事があるようなマジックを披露しても、誰も感動することはありません。
独自の「タネ」を開発して、他のマジシャンとの差別化を図ることが「売れる」ためのポイントだといいます。
スキルを身につけた後は
マジックを披露するステージを確保するために、営業活動を行う必要があります。
どんなに素晴らしいマジックができたとしても、披露するステージがなければ話は始まりません。
・芸能事務所に所属。
・派遣会社に登録・所属。
・マジックバーに勤務。
・フリーランスとして活動。
パーティー関係の派遣会社に登録したり、フリーランスとしてホテルに売り込みに行ったりと出演依頼を得るために、営業活動を行います。
ただ、マジックを披露できる「場」の絶対数はそれほど多くはありません。
地道に営業を続けていてもそうそう仕事が獲得できるものではなく、安定して仕事がもらえるようになるには相当な努力が必要になるそうです。
マジシャン・手品師の世界では、基本的にステージがある時のみ呼ばれる事が多く、正社員や契約社員といった雇用形態は採用されていません。
ほとんどが単発に近い仕事になり、生活ができるほどの安定した収入は得にくい職業です。
仕事の依頼がなければ無収入になります。
1回あたりのギャランティはスキルや知名度、ステージの規模によって様々です。
駆け出しの頃でノーギャラから数万円程度。
テレビに頻繁に出てくるような有名マジシャンであれば、1ステージに数十万円~数千万円のギャランティが支払われます。
有名な引田天功さんで1ステージ数千万円。
かつて一世を風靡した「デビッド・カッパーフィールド」は年収数十億円から100億円程度だったといわれています。