なるには難易度 | 芸妓さんを管理する置屋、会社の条件次第。 |
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年齢制限 | 特に大きな制限はない。 芸妓さんを管理する置屋、会社の条件次第。 |
学歴 | 特に制限はない。 |
収入状況 | 給与は歩合制。給与制を採用しているところも。 芸妓さんの能力次第。 |
芸妓とは
芸妓と書いて(げいぎ)(げいこ)と呼び、芸者や芸子とも呼ばれます。
京都では、「芸妓(げいこ)」と呼び、見習いを「舞妓」と呼びます。
京都の芸妓さんの人数は200人前後。
東京などの関東地方では「芸妓(げいぎ)」を「芸者」と呼び、見習いを「半玉(はんぎょく)」、「雛妓(おしゃく)」などと呼びます。
仕事について
芸妓さんの仕事は唄や日本舞踊で宴席を盛り上げ、お客をおもてなしすることです。
かわいらしさが売りの舞妓さんとは異なり、芸妓さんは芸がしっかりとできなくてはなりません。
芸妓になった頃は、舞妓さんのように立方(日本舞踊が主)中心になりますが、経験を積むにつれて立方(日本舞踊が主)と地方(三味線や唄、語りなど)のどちらかの専業になります。
芸妓さんに定年は無く、一生が勉強の職業です。
芸妓をしながらバーやお店を経営するなど幅広く活躍している芸妓さんも多いようです。
また、置屋やお茶屋を兼業して、後継者を育成されている方もいます。
ちなみに、年季が明けた芸妓さん(つまり自前芸妓さん)はいつでも廃業することができます。
芸妓さんは人気が高い
容姿端麗で立ち振る舞いも見事な芸妓さんですから、お客さんに「是非、ウチの息子の嫁に・・」と申し出されることも多いとか。
実際、そのようなご縁で結婚されるケースも少なくないそうです。
勤務状況について
勤務時間や休日はお座敷次第。
売れっ子になると、休む暇もないほどの忙しさになるそうです。
京都の場合
舞妓さん
芸妓さん
その他の地域の場合
芸妓置屋で採用
芸妓
芸妓になるには
京都とそれ以外では芸妓さんのなり方は異なります。
京都では基本的に舞妓経験者が20歳前後で芸妓さんになります。
京都では芸妓さんにも、普通の芸妓さんと自前芸妓さんの2種類があります。
自前芸妓とは置屋さんから独立した芸妓さんのことを言い、5年~6年程度の年季を終えると、自前芸妓になることができます。
自前芸妓になると、今まで生活してきた置屋さんを離れ、近くのマンションなどで生活をします。
置屋さんに居るときは全ての必要経費の面倒をみてもらっていましたが、独立すれば生活から着物から全て自分で責任を持たなくてはなりません。
自前芸妓になれば、
今までは貰えなかった花代(給料)が支給されます。
年季とは
仕込みから舞妓の修行期間中に、置屋がその娘に投資した費用を、本人が返済する期間。
着物や生活費、お稽古事の月謝まで、その金額はかなりの数字になります。
しかし、借金というわけではありません。
期間にして大体5年くらい。その間、お給料はなく、お小遣いをもらう程度。
この期間の終わりを「年季が明ける」という。
その他の地域では
その他の地域での例を挙げると東京では芸妓置屋などの芸妓募集に応募し面接を受けます。
採用されれば踊りや三味線などの稽古をして、お座敷に出ることになります。
アルバイト芸妓さんもいます。
収入について
京都の芸妓さんの場合、自前芸妓になるまで給料(花代)は出ません。
置屋からのお小遣いとお客さんからのご祝儀がもらえます。
自前芸妓になっても、着物からお稽古事の月謝まで全て自分で支払うことになり、持ち出しも多く生活はそれなりに大変だそうです。
その他の地域の場合、芸妓さんの給与は歩合制で、お座敷に出れば給料が貰えます。
(東京浅草組合HPより)
芸者さんのお給料は花代といいます。
基本的にはご予約の場合、2時間が「お約束」という一つの単位となり、あとは1時間ずつの追加になります。時給にすると5,6千円位でしょう。
花柳界独特の習慣でご祝儀を頂く場合もあります。
人気商売なので、収入にはかなりの個人差があります。
収入は経済状況に左右され、必要経費も相当な金額になるため、大きな収入が期待できる職業ではないようです。
-更新13-05-01 -チェック18-05-01