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なるには難易度 | インテリアプランナー試験の合格率は20%程度。 難易度はそれなりに高い。 |
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年齢制限 | 特に制限はない。 |
学歴 | 必ず必要な学歴はないが、インテリアプランナー登録が緩和される建築系の専門学校や大学に進学しておいた方が良い。 |
収入状況 | 働く企業の規定次第。 |
インテリアプランナーとは
インテリアプランナーとはオフィスや商業施設などの内部空間の企画・設計・工事監理を行うインテリアに関する知識と技術に習熟したスペシャリスト。
インテリアプランナー資格と密接な関係にある建築士資格取得者や建築業界自体の男性の割合の多さが影響しているためかインテリアプランナーの8割以上が男性です。
しかし、最近のインテリアプランナー資格取得者の3割~4割程度は女性で、これからは徐々に女性の割合が増加していくかも知れません。
インテリアプランナーの登録者数は約8600人。(2015年)
仕事内容について
基本的なインテリアプランナーの仕事はインテリア空間のあり方を時代や社会背景を考慮し、機能性・安全性・快適性・経済性を基に、高い技術と感性・経験により提案し、それを実現させるべく活動することです。
その対象には住宅、オフィス、店舗、ホテル、病院、学校、工場、公共施設など生活
環境全般に関わるインテリア空間があり、その仕事は、コンセプトを策定する「プログラミング業務」から、計画・設計などの「デザイン業務」、品
質・コストの管理、施工管理等を行う「マネージメント業務」にまで及びます。
いろいろな設計やインテリアの選択をするだけの仕事と思いがちですが、時には現場に赴き仕事をすることもあります。
クライアントの要望に応じて仕事をすることがほとんどであるため、仕事をうまくこなすには、話し上手、聞き上手である必要があるそうです。
インテリアコーディネーターとの違い
よく似た名称の資格にインテリアコーディネーターがありますが、こちらは家具やカーテン・カーペット、照明器具等のインテリアエレメントの商品選択、総合的な構成等について適切な助言提案を行います。
簡単に言えばインテリアコーディネーターは、カーテンや家具などのインテリアのみに対しての資格であり仕事内容であり、インテリアプランナーのように建築士的な要素は少ない。
仕事内容は設計が中心であるため、打ち合せなども多く、勤務時間は不規則である事が多いようです。
インテリアプランナー試験を受ける
合格
建築技術教育普及センターによって定められた
インテリアに関する必要な実務経験・学歴などをクリアすれば
インテリアプランナーとして登録できる。
インテリアプランナーになるには
インテリアプランナーになるには、建築技術教育普及センターによって開催されるインテリアプランナー試験に合格する必要があります。
試験の合格率は学科試験・設計製図試験合わせて、25%くらいで合格するまでの学習期間に1~2年以上は必要だといわれています。難易度は高い。
独学で合格する人もいますが、多くの人が何らかの形で資格スクールなどを活用しています。
試験自体は20歳以上であれば受験・合格することができますが、インテリアプランナーとして活動するためには資格登録が必要になるため注意が必要です。
試験に合格するだけでは不十分で、建築技術教育普及センターによって定められた学歴・実務経験などの諸条件を満してはじめてインテリアプランナーとして登録することができます。
登録資格の詳細はこちら。
基本的には2年以上の実務経験が必要となります。
進学先について
進学先としては、インテリアプランナー試験合格後の登録資格の諸条件を満たせる大学・短大・専門学校がよいでしょう。
大学・短大・高専・専門学校のインテリア科、インテリアデザイン科、建築学科、建築科、建築工学科、建築デザイン科、建築設計科、住居学科など。
収入について
インテリアプランナーは企業に所属しているケースが多く、収入状況はその会社次第。
フリーで活躍され高収入を得ているインテリアプランナーも存在していますが、数としては少数派。
建築士資格を併せ持っている人も多い。
ちなみに1級建築士の年収は約640万円。
-更新13-03-01 -チェック16-04-01