なるには難易度 | 特に必要な学歴や資格などの要件はない。 採用門戸は広い職業。 |
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年齢制限 | 基本的に立ち仕事になるため、高年齢になると体力的に厳しくなる。 |
学歴 | 高校や専門学校・大学に求人が出される事が多い。 特に必要な学歴はない。 |
収入状況 | 平均年収は300万円程度といわれている。 |
バスガイドとは
バスガイドとはバス旅行に同乗し、当地の情報提供や現地での案内業務を行う職業。
「ガイドをするには豊富な知識が必要」との考えから日本ではじめてのバスガイドは大卒の男性のみの募集でした。
仕事について
観光バス内で観光地の解説(歴史や名物、神話など)や現地での観光案内が主な仕事となります。
時にはバスの中で歌を歌ったり、クイズなどのちょっとしたゲームを行う事で退屈になりがちな車内のお客さんを楽しませます。
駐車時に笛を吹いてバスを適切な位置に誘導する姿は、観光地ではよく見られる光景ですが、これも大事な仕事の一つです。
目的地に到着後は名所や旧跡などの観光スポットへの案内をおこないます。
さまざまな観光地を紹介するためにも、日々の勉強が欠かせません。
同じルートを通るにしても、新しい建物ができたり、季節によって変化したりと、勉強のすべき事が尽きる事はありません。
話の内容も年齢層や男女比、お客の雰囲気によっても盛り上がるポイントが異なるため、反応を見ながら対応できなければなりません。
勉強熱心なバスガイドさんには、おばさまの心をつかむ「綾小路きみまろ」のトーク技術を勉強している人もいるとか。
バスガイドは体力勝負
バスガイドは長時間立ちっぱなしの仕事になるため、体力も必要とされます。
健康であることはなによりも重要で、風邪で声がガラガラ、疲労困憊で笑顔の作れないバスガイドさんでは話になりません。
バスガイドさんには何年もの仕事の内のたった一日でも、お客さんにとっては一生に一度の旅行かもしれないのです。
勤務状況
一般の人が旅行に出かける休日・祝日ほど忙しくなり、当然、勤務時間や休みは不定期になります。
早朝から深夜まで、何日間もの連続での勤務など、観光シーズンの繁忙期は休みなしで働くこともあります。
高校卒業
観光バス会社に採用
バスガイド
バスガイドになるには
観光バス会社にバスガイドとして採用されれば、バスガイドになることができます。
観光バス会社の採用に高卒・専門卒・大卒などの学歴制限はあまりなく、特になりやすい進学先はありませんが、観光関連の専門学校などで専門知識を修得しておくと、何かと都合がよいでしょう。
なるために必要な資格なども無いため、採用は他業種に比べて容易なレベルになります。
バスガイドの派遣会社も存在しており、需要の多い観光シーズンの繁忙期にだけ、派遣のバスガイドとして活動している人もいます。
最近は派遣として、フリーのバスガイドとして活動している人も増加しています。
背景には、規制緩和によってバス会社同士の競争が厳しくなり、会社側で余裕を持った人員確保ができなくなった影響があります。
○バス会社 はとバス
観光バス会社に採用後は
バスガイドとして採用された後、いきなりバスガイドとしてバスに乗ることはありません。
バス会社での研修があり、発声練習から話し方、マナー、バスの誘導方法などを一定期間(半年~1年程度)勉強し、短い距離のガイドから業務を行っていきます。
バスガイドはほとんどが女性
バスガイドのほとんどは女性ですが、男性のバスガイドも存在しています。
バスガイドの平均年齢は若く25~26歳。
平均勤続年数は5年~6年。
人の入れ替わりは激しく、離職率は高めの業界です。
収入状況
バスガイドの平均年収は300万円程度が一般的。
経験を積んでいったとしても、給与の伸びしろは少なく400万円程度になれば良い方だと言います。
派遣バスガイドやフリーランスの場合は能力に応じて支払われますが、日給にして8000円~2万円程度が平均的な水準。
肉体労働の割には収入の良い仕事とは言えないかもしれません。
副収入として、お客さんからチップが貰えることもあるそうです。
-更新13-06-01 -チェック18-12-01