なるには難易度 | 練習生として入門するには厳しいトレーニングに耐えられるだけの基礎体力が必要。 新日本プロレスの練習生要項には180センチ以上の項目があり、身体的な才能も必要。 努力次第で誰でもなれる職業とはいえない。 |
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年齢制限 | 練習生として採用されるには25歳くらいまでがひとつの上限。 |
学歴 | 必要なし。 |
収入状況 | 人気レスラーになれば年収数千万円の高収入も。 CMやTV出演など副収入も期待できる。 |
プロレスラーとは
プロレスとはプロレスリングの略で、プロレスラーとはプロレスのリングで試合をする選手のことを言います。
選手同士が本気で相手を倒しにかかる総合格闘技などとは異なり、同じように打撃で攻撃したり、関節技をかけたりしますが、ショー的な要素が強いのがプロレスの特徴です。
日本のプロレスラー三傑
【力道山】
戦後のプロレス界をつくった、プロレスの第一人者。
日本のプロレスのすべてはこの人から始まった。
【ジャイアント馬場】
元プロ野球選手。力道山の弟子で数々の伝説をもっている。
身長209㎝。
存在自体が人気。十六文キックなどはあまりにも有名。
【アントニオ猪木】
力道山の弟子。
力道山亡き後のプロレス界をジャイアント馬場と共に盛り上げた人物。
現在も政界・プロレス・格闘技界、テレビなどで活躍している。
モハメド・アリと戦うなど、ド派手なパフォーマンスで人気。
仕事内容
プロレスラーの仕事はリングに上がり、対戦相手と戦うことです。
有名団体だと、全国各地を巡業し、年間100マッチ以上を行うこともあります。
そのため、一年のほとんどは試合・移動・試合・移動となり、プロレスの試合とは違った体力も必要です。
プロレスは集客が命
プロレスは、お客を呼んで始めて成立するスポーツです。
プロレスの人気低下が言われている昨今ですが、お客さんがたくさん来てくれるように、各団体があの手この手で集客を図っています。
・過激な金網デスマッチや電流爆破デスマッチなど流血必須の激しいパフォーマンス
・セクシータレントであるインリンオブジョイトイさんをレスラーに。
有名プロレスラー
【ラッシャー木村】
ユニークなマイクパフォーマンスで人気。
【長州力】
お笑い芸人の長州小力がでてくるほどのカリスマレスラー。
【大仁田厚】
とにかく過激なパフォーマンス。電流爆破デスマッチは流血必至。
試合前の盛り上げ方が上手な選手。
【蝶野正洋】
黒いサングラス、黒いジャケットはあまりにも有名。
プロレスラーの光と影
スポットライトを浴びて派手に活躍するプロレスラーがいる一方、日の目を浴びること無く、レスラーをやめていく選手も数多くいます。
さらに、NOAHの三沢光晴選手のように、不幸にも試合中に亡くなってしまうことも。
他の格闘技同様に、どんなに注意していたとしても、試合中や練習中には常にリスクがつきまといます。
他のスポーツ選手同様に、プロレスラーにも光と陰が存在します。
選手生命
他の格闘技と比べて、プロレスラーは選手生命が長く、ジャイアント馬場選手やラッシャー木村選手は60歳を超えても、レスラーとして活躍していました。
もちろん、それだけ長期間活躍できるのは人気レスラー限定となりますが、スポーツ系の職業では珍しく、選手生命は長い傾向にあります。
仮に、一度引退を発表したプロレスラーでも、引退を撤回し復帰する例も珍しくありません。
故橋本真也選手は、小川直也選手と敗者が即引退するルールでの試合を行い、小川選手に敗れ引退を発表。その後、ファンの強い要請によって復帰することに。
引退宣言はあってないようなもので、プロレスというショーの一部と考えてもいいかもしれません。
プロレス団体に練習生として入団
練習
プロレスラー
プロレスラーになるには
プロレスラーになるために必要な学歴や資格などは必要ありません。
各プロレス団体の新人募集に応募し合格すれば、プロレスラーへの第1関門突破です。
新人練習生の採用にはテストが行われます。
基本的には体のサイズが大きく、運動能力の高い人物が好まれます。
ちなみに、格闘技の経験は無くても問題ないとのこと。
レスラーを目指すなら、学生時代に何かスポーツをするなど基礎体力をつけておきたい。
プロレスラーになった後は、大量にご飯を食べて体を大きくしていきます。
好き嫌い無く何でも食べれるようにしておいたほうが良いでしょう。
後は、根性。
採用について
【新日本プロレスの場合】
まず書類審査があり、合格者には道場での入門テストが行われます。
テストではスクワット、腕立て伏せ、懸垂、ロープ登り、腹筋、背筋、ブリッジ、ダッシュ、反復横とび、スパーリングなどが行われ、合格者が採用となります。
その後は道場で、毎日厳しいトレーニングを行いデビューを目指します(1年程度)。
新人の頃は基本的に入寮します。、食費などは団体が負担するケースがほとんど。
もちろん、けがなど、いろいろな理由でデビューすることなく、プロレスラーの夢をあきらめる人もいます。
その他にも、学生プロレスからプロレスラーになる人も多く、ハッスルで活躍していたレイザーラモンHGさんも学生プロレス出身です。
□新日本プロレス
23歳以下の健康な男子。 18歳未満は親の承諾が必要。
□NOAH
□大阪プロレス
18歳から25歳までの健康な男性。身長・体重不問。
□DRAGON GATE
入寮可能な18歳~28歳までの心身ともに健康な男子。
身長や体重の制限は一切なし。
□大日本プロレス
16歳以上の心身共に健康な方。
収入状況
プロレス界では基本的に給料の話はタブーとされており、表に数字として出てくることはありません。
所属する団体や人気度によってプロレスラーの収入は様々。
メジャー団体の人気選手で年収3000万前後といわれ、それらに加えて、テレビ出演やグッズの売り上げなども収入になります。
新人選手で一試合あたり3万円程度のギャランティ。
試合に出られないプロレスラー見習いの場合は収入は小遣い(数万円)程度で、生活はなかなか厳しいとのこと。
小さなインディーズ団体だと、人気選手でもサラリーマンクラスの収入がやっとのところも。
大きなけがをしてしまうと、収入が0円になってしまうこともあり、収入的に割のよい職業とはいえません。
有名レスラーになると
有名レスラーになると、引退後はタレントや実業家、政治家として第2の人生を歩む人も少なくありません。
プロレスラーとしての知名度は金銭的なものではありませんが、違った意味での「収入」といえるでしょう。
-更新13-01-01 -チェック18-06-01