Webデザイナー

仕事内容について

Webデザイナーの仕事はウェブサイトのデザインを設計することです。
独創的なアイデアをウェブサイトに表現し、わかりやすく、使いやすく、ユーザビリティの高いウェブサイトを製作します。

ウェブサイトはデザインが素晴らしければ良いわけではなく、発注元であるクライアントの意向に沿うように、ウェブサイトを製作する必要があります。
デザインがどんなに素晴らしくても、クライアントの意向をうまく表現できていなければ採用されることはありません。
そのため、クライアントの求めるものを理解する能力や、話をうまくまとめる対人折衝能力もWebデザイナーとして重要な能力になります。

デザインは時間をかけて考えれば、必ずすばらしいアイデアが出てくるものでもありません。
その為、アイデアの産みの苦しみはWebデザイナーの誰もが味わうものだそうです。

HP製作について

HPの製作には、大きく分けて以下の5種類の仕事があります。

ディレクター：クライアントの意向を聞き、ウェブサイト製作の指揮を執る人。責任者。
コーダー：HTMLのコードを書く人。
デザイナー：ウェブサイトのデザインをする人。
ライター：ウェブサイトにに掲載する文章を書く人。
Webプログラマー：ウェブサイトにプログラムが必要な場合にプログラムを書く人。

明確に作業分担されている会社であればWebデザイナーはデザイン業務だけを担当しますが、ほとんどの場合、いずれか複数の業務、又は全部をこなす事が多いようです。

理由は単純に複数の仕事ができた方がデザイナーとして仕事の幅が広がり都合が良いという事もありますが、それぞれの作業を分担できるだけの余裕のない中小企業が多いという理由もあります。（Web業界では明確に作業分担が行われるような大きな会社は少ない）

Webデザイナーの勤務状況

勤務時間は会社と納期によって様々。
納期を守るために残業が多めな傾向に。
休日は週休制が多い。

Webデザイナーになるには

Webデザイナーになるには、まずはデザイン関係の学校・スクールや独学でウェブデザインの技術を磨きます。
その後、会社に採用されるか、又はフリーでウェブサイトを作成することによって、Webデザイナーになることができます。

全くのデザイン未経験からHP製作会社へ就職は難しく、学校・スクールで学ぶなり、独学で努力するなり、デザイン力を高めておく必要があります。
いきなりの正規採用は難しいためアルバイトとして経験を積み、その後、正規採用を目指す人もいます。

HTML言語・CSS・プログラムなどＨＰ作成の知識はそれほど難解なものではなく、比較的学びやすいものですが、デザインに関してはセンスや努力がかなり必要です。

資格よりも実務

Web作成・画像処理の資格もいくつかありますが、しっかりと作品が製作できるなら、無資格でも全く問題ありません。
資格はアピールポイントになりますが、採用には資格よりも実務能力が重要視されます。
面接時に作品（今まで製作したWebサイト。それだけではなく、デザイン力をみる絵なども）の提出を求める所も多いようです。

ウェブサイト製作ソフト

HPの作成には、業界標準のPCソフトである、以下の3つのソフトを使いこなせることが望ましいでしょう。
採用の際の最低条件になっている場合もあります。

☆Adobe　photoshop（画像処理ソフト）
☆Adobe　llustrator（画像作成ソフト）
☆Adobe　dream weaver（HP作成ソフト）

どのソフトも数万円もする高価なものですが業界でのスタンダードです。

Webデザイナーになりやすい進学先

Webデザイナーになりやすい進学先には、美術系大学やデザイン系専門学校があります。
Webデザイナーにとって最も大事なのはデザイン能力であるため、その能力を磨く事がなるための近道といえます。

学校などに通わず、独学でWebデザイナーになった人もこの業界には少なくありません。
webデザイナーに必要なのは何よりもデザインセンス。
Webデザイナーを目指すなら、とにかくデザインセンスを磨いておきたい。

収入状況について

アルバイトや派遣の場合は時給800円～時給1500円程度。
一般的なデザイン会社勤務の場合、年収は300万円から500万円程度が一般的。
自身の能力、会社の規模・有名度や地域などによってもばらつきがあります。
他業種同様に都市部ほど高く、地方ほど低い傾向にあります。

クライアントから直接指名が来るような有名デザイナークラスになると、年収1000万円以上も珍しくはありません。

独立の場合は

独立・SOHOの場合はピンキリ。
人脈・能力があり、仕事の依頼が殺到している位の人なら1000万円以上の高収入も可能でしょう。
しかし、現在はWebデザイナーの数が飽和状態に近く、よほどの能力がないと高収入は実現しにくいようです。