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SE(システムエンジニア)

なるには難易度 システム開発会社などに就職すれば、なることができる。
開発会社の数は多く、なることはそれほど難しくはない。
年齢制限 特に制限はない。
学歴 一般的には大学や専門学校を卒業して職に就くことが多い。
収入状況 システムエンジニアの平均年収は約570万円。
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職業データ

SE(システムエンジニア)とは

SE(システムエンジニア)はシステムを構築するための設計図を作成・開発する人のことを言います。

システムとは大量の情報を迅速に処理するもので、一般的な企業のシステムだけでなく、病院内のネットワークから自動車、携帯電話など現代社会のありとあらゆるところに、システムが存在しています。

システムエンジニアの定義

一般的に開発の上流工程を扱う指導的立場にある人をSEと呼ぶ傾向にありますが、どのような仕事をすればSEになるのか、その定義はあいまいな部分もあります。
プロジェクトや状況次第ではプログラマーでも上流工程に関わる場合もあり、明確な線引きがあるわけではありません。
システムエンジニアは日本でつくられた造語で、アメリカではシステムエンジニアという職種すらありません。

※上流工程とは開発のもととなる初期段階の工程のこと。ここがしっかりしていないと後々になってトラブルが現われやすくなる。そのため、システムに精通した人材が担当する事が多い。

SE(システムエンジニア)の職業体験談

職業名 システムエンジニア(SE)
名前 T.H
年齢 42歳 年収 500万円
メッセージ 最近、IT業界の労働実態のひどさから、新3K(きつい、帰れない、給料が安い)と揶揄される事もあります。 そんな方には、自社のシステム開発を行う社内SEがお勧めです。 これならデスマーチにもならず、勤務形態は一般のサラリーマンと変わりません。 人材不足の業界ですから、やる気と能力にあふれた方は、いつでも大歓迎です。
職業名 システムエンジニア(SE)
名前 A.T
年齢 33歳 年収 300万円
メッセージ 思っている以上に辛いことがいろいろとありますが、それでも新しいものを自分で作り上げていく楽しさはあります。またこの職業は自分次第でいかようにもなるのでやる気次第では億万長者になるチャンスもあります。
職業名 システムエンジニア(SE)
名前 りょう
年齢 36歳 年収 650万円
メッセージ プロジェクトにもよりますが、休みも少なく、家族を持つ人であれば、ある程度家族の理解が得られなければ続けていく事はできない仕事ではあります。 ですが、システムというものは、我々の生活の中で深く関わっているものであり、このシステムというものがなくなれば、とても生活が不便になります。 銀行も、空港も、様々な業種においても、システムがダウンする事で生活に一気に影響を与えてきます。 それだけ、現在ではシステムというものが活用されています。 裏方の仕事ではありますが、我々が生活の快適さの一部をになっているというを考えると誇りに思います。 体力的にも精神的にも大変な業界ではありますが、興味がある人であれば、挑戦してみてください。

SE(システムエンジニア)の仕事内容

SE(システムエンジニア)の仕事内容

SE(システムエンジニア)の仕事はクライアントからの要望をもとにシステムを開発することです。
クライアント側の要望を的確に捉え、システム設計書を作成し、プログラマーと協力してシステムを構築します。
どのようなシステムにするか?だけでなく、納期や予算なども加味しながら最善の開発を行います。

開発作業はチームを組んで行うことがほとんどです。
SEはプロジェクト全体を統括する指導的立場にあるわけですから、チームメイトの状況を十分に認識し、うまくまとめ上げるコミュニケーション能力が何よりも求められます。

ある程度プロジェクトが進行し、クライアントにサンプルを見せたところ、「こういう機能が欲しい」、「やはり違う仕様でお願いしたい」など身勝手な要望に振り回されることも少なくないそうです。
クライアントの要望には強く文句は言えないのが、仕事が増えていくのも仕方のないことだとか。

SE(システムエンジニア)の勤務状況

基本的には、一般のサラリーマンと同様に土曜日・日曜日が休日の週休2日制を採用している会社がほとんど。
ただし、納期の状況によっては残業や休日出勤があたりまえの業界です。
システムエンジニアはIT土方(ドカタ仕事のIT版)と呼ばれ、多忙な職業として有名です。

トラブルがあった時などは、何日も休み無く働き続けることも珍しくない職業です。
その忙しさから鬱病になったり、突然失踪してしまう事も業界では珍しいことではないといいます。
使い捨てSEという言葉もあるほど、労働環境は厳しい。
※全ての職場がそのような状態のわけではありません。

自社でシステム開発を行う事もありますが、クライアントの企業に出向いて現地で開発する事もあります。
そのため、開発案件の度に勤務地が変わることもあります。

SE(システムエンジニア)のなり方・仕事のつき方

専門学校・大学・高専などを卒業、又は転職
矢印
IT関連企業・ソフトウェア会社などに就職
矢印
SE(システムエンジニア)

SE(システムエンジニア)になるには

SE(システムエンジニア)になるにはコンピューター系専門学校や大学・高等専門学校を卒業後、IT関連企業・ソフトウェア会社・企業の情報管理部門などに就職しSE(システムエンジニア)になるコースが一般的です。
その他には他業種から転職してSEになる人もいます。

新卒の場合では、入社時点ではプログラムやシステムの知識を持っている人は少なく(知識があったとしても、実務レベルまでマスターしている人は少ない)、入社後に企業の研修や先輩の指導によって知識・能力を身につけます。
入社後は基本的にはプログラマーからスタートし、経験を積んだ後、数年をかけてSEとしての仕事を任されるケースが多いようです。
最初からSE(システムエンジニア)として採用されなくとも、プログラマーからのステップアップとして、SE(システムエンジニア)になる人もたくさんいます。

SE(システムエンジニア)の就職先

◇システム開発会社
◇ソフトウェアメーカー
◇ハードウェアメーカー
◇自社でシステムを開発している巨大企業
◇フリーランス、独立など

SE(システムエンジニア)になりやすい進学先

SE(システムエンジニア)になりやすい進学先は、コンピューター系専門学校や高等専門学校、大学(文系理系問わず)になります。
新卒での採用に関しては大学の理系学部・理系大学院出身者に需要が多い状況にありますが、業界自体が人手不足気味であるため就職はしやすい業界です。

ただ、学歴に応じて就職する企業のレベルに差がでてきます。
有名大学であるほど、休日や福利厚生のしっかりしている勤務環境の良い大企業に就職できる可能性が高まり、そうでない場合は企業のレベルに応じて勤務環境も過酷になる傾向にあります。
もちろん、一概に言えるものではありませんが、一般的な製造業などの業種と同様に下請けになればなるほど条件は厳しくなります。

新卒での採用に関しては、これが必要というような能力・資格などはありませんが、インターネット、PCに関する基礎知識や、基本情報処理技術者やシスアド、ソフトウェア開発技術者などのIT関連資格を取得していると評価につながりやすいようです。
中途採用の場合はプログラミングの能力と経験が重要視されます。

英語力も重要な職業

IT業界はアメリカが世界をリードしています。
その為、プログラムの標準言語として英語が使用されており、英語力が高ければ仕事を行う上で何かと都合の良いことが多いようです。
企業側も採用の際は英語力に注目しているそうです。

SE(システムエンジニア)の年収・収入・給料は?

収入状況について

SE(システムエンジニア)の平均年収は約540万円。
※平成24年賃金構造基本統計調査
一般的には十分な収入といえますが、過酷な勤務状況を考えると、それほどの数字では無いのかもしれません。

平成24年 項目 合計
平均年齢 36.9歳 33.8歳 36.4歳
勤続年数 11.0年 8.7年 10.7年
労働時間 157時間 158時間 157時間
超過実労働時間 22時間 18時間 21時間
平均月収 37.9万円 31.7万円 37万円
平均賞与(ボーナス) 96.3万円 76.3万円 93.5万円
平均年収 551.1万円 456.7万円 537.5万円
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